久保に地元紙最低評価「ほとんど何も示さなかった」

ビリャレアルは3日、欧州リーグ1次リーグ第5節でシワススポル(トルコ)とアウェーで対戦。チュクウェゼのゴールにより1-0で勝利し、1次リーグ首位の座を確保した中、同大会5戦連続で先発出場した日本代表MF久保建英(19)について、試合翌日のスペイン紙の評価は低いものとなった。

シワススポル戦に先発出場して4-1-4-1の右サイドハーフでプレーし、後半13分にチーム最初の交代選手となった久保について、スペイン紙マルカはこの日出場した両チーム全30選手の中で唯一となる最低の0点(最高3点)という厳しい評価を下した。一方、チームトップ評価はルベン・ペーニャ、ジャウメ・コスタ、バエナ、トリゲロス、パレホの5選手で2点。それ以外の10選手は1点だった。

同紙はこの日の久保のプレーについて、「この試合は後半13分にピッチを去るまでほとんど何も示さなかった久保に対して、エメリ監督が警告するのに役立った」とパフォーマンスの悪さを指摘した。

さらに、チーム内で似た状況にある久保とチュクウェゼを比較した。チュクウェゼが同監督の期待に応えて得点を記録したのに対し、「久保は再び目立つことができず、さらに多くの出場時間を得るための権利を要求する新たな機会を逃した」と対照的な結果に終わったことを伝えている。

ビリャレアルは欧州リーグ1次リーグ第5節を終えて4勝1分け0敗の勝ち点13。2位マカビ・テルアビブ(イスラエル)に勝ち点5差をつけ、首位での決勝トーナメント進出を決定した。チームはこの後、6日にスペインリーグ第12節でエルチェとホームで対戦する。

久保の欧州リーグ成績は5試合(先発5試合)、375分間出場、1得点3アシスト。リーグ戦成績は11試合(先発1試合)、188分間出場、0得点0アシストとなっている。

ここまでビリャレアルが戦った公式戦16試合全てに出場しているのは久保とイボラのみである。(高橋智行通信員)