FIFAが前会長ブラッター氏を告訴、不正管理疑い

FIFA前会長のブラッター氏(ロイター)

国際サッカー連盟(FIFA)は22日、ゼップ・ブラッター前会長(84)を告訴する手続きを行っていると発表した。スイス・チューリヒにある「世界サッカー博物館」建設プロジェクトを巡り、犯罪的な不正管理があり、ブラッター会長が直接関わった証拠があるという。

同博物館は既存の建物を改修して16年に開館。このプロジェクトは全体で5億スイスフラン(約591億円)かかり、うち1億4000万スイスフラン(約165億円)が建物改修に使われた。FIFAの訴状によると「FIFAが所有していない建物に1億4000万スイスフランが使われ、市場価格と比較しても法外な値段で45年までの賃貸契約が結ばれた」という。

FIFA幹部は「現在、法定監査が行われており、プロジェクト内の広範囲で疑わしい状況や運営失敗が見られる。一部は事件性がある可能性があり、適切な捜査が必要」と話している。

一方、ブラッター氏の弁護士は「訴えには根拠がなく、強く否認する」としている。