孫興民への批判に差別的表現も トットナムは孫へのサポート約束

FW孫興民(18年8月撮影)

<プレミアリーグ:トットナム1-3マンチェスター・ユナイテッド>◇11日◇ロンドン

トットナムの韓国代表FW孫興民(ソン・フンミン、28)が人種差別のターゲットとなった。

この試合の前半33分にマンチェスターU・FWカバニのゴールがビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)によって取り消しとなった。ゴールにつながる一連のプレーの中でマンチェスターU・MFマクトミネイが孫の顔面を手で払うようにたたいたとみなされた。

この時の孫の倒れ方が「大げさだ」とマンチェスターUサポーターたちが激怒。トットナム公式ツイッターなどのSNSに、孫についての罵詈(ばり)雑言を投稿し続けた。その中には「小さい目」といったアジア人へ向けた差別的な表現や、「chinky(中国人に対する侮辱表現)」という言葉が含まれていた。

トットナムは声明を発表し「We stand with you, Sonny.(我々は君とともに立つ、ソニー)」と孫へのサポートを約束した。