バルセロナ会長、メッシに契約延長オファー 引退後のプランも提示

リオネル・メッシ(2019年12月7日撮影)

3月の会長選に勝利したバルセロナのジョアン・ラポルタ会長(58)が、今年6月30日で契約切れとなるアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(34)に契約延長オファーを出したと、地元ラジオ局RAC1が16日に報じた。

同局によると、ラポルタ会長は給与面で他クラブのオファーにはかなわないと自覚しており“年俸変動制プラン”を考案。まずメッシと現在より安い額で契約延長し、新型コロナウイルスの影響が薄れ、クラブが財政面で回復するとともに年俸を上げていくオファーを出したもよう。また引退後もバルセロナで活動を続けられるよう、アンバサダー契約も結ぶプランになっているという。

さらに同会長はメッシを残留させるため、ドルトムントのノルウェー代表FWハーランド獲得にも積極的に動くという。メッシは自身の給与以上にクラブが成功を収めることを重視しており、ハーランド獲得をバルセロナが再び欧州の頂点に立つための第1歩にしたい意向だ。

ただハーランド獲得には高額な資金が必要で、レアル・マドリードやマンチェスター・シティーなど、強力なライバルとの獲得レースに勝利する必要がある。(高橋智行通信員)