久保建英は長期離脱か 「来週から松葉づえなし」と監督 復帰見通し立たず

MF久保建英(21年9月撮影)

スペイン1部マジョルカのルイス・ガルシア監督(48)が14日、膝を負傷中の日本代表MF久保建英(20)について、長期離脱の可能性を示唆した。

16日の第9節・レアル・ソシエダード戦を前に記者会見に出席。「タケは来週、地面に足をつけ始める予定だ。おおよそ聞いていた期間内だと思うが、もうしばらく欠場することになるだろう。復帰時期を正確に伝えるのは難しいが、来週から松葉づえなしで歩くことになると思う」と近況を口にした。

指揮官は続けて「そこから試合に出場できるようになるまでに1カ月かかるのか、1カ月半かかるのか、それとも2カ月かかるのかは分からないが、タケが松葉づえなしで歩き始めれば、おそらく復帰時期はそのくらいになるはずだ」と見通しが立っていないことを明かした。マジョルカの地元紙ウルティマ・オラは、この発言を受けて「タケ・クボはさらに6週間から8週間欠場する予定」と報じた。

久保は先月22日に行われた所属元のレアル・マドリードとの一戦で膝を痛め、ここまでオサスナ戦とレバンテ戦を欠場。日本代表としても、敵地で敗れた7日(日本時間8日未明)のワールドカップ(W杯)カタール大会アジア最終予選のサウジアラビア戦(ジッダ)、ホームで勝利した12日のオーストラリア戦(埼玉)の2試合はメンバー外となっていた。(高橋智行通信員)