<FA杯:ミドルズブラ0-2チェルシー>◇19日◇準々決勝◇ミドルズブラ
チェルシーのトーマス・トゥヘル監督(48)が、選手たちの雑音に惑わされない姿をたたえた。
FA杯準々決勝でミドルズブラと対戦。前半15分にマウントの右クロスを、ゴール前のルカクが左足で流し込むと、同31分にはツィエクが揺れながら落ちる左足無回転弾をゴール左下に突き刺した。
後半は無得点だったが、最後まで集中して守り、そのまま2-0で勝利した。
ロシア人オーナーのアブラモビッチ氏が英国政府から資産凍結などの制裁を科せられた。クラブもチケットやグッズを売ることができないなど苦しい状況が続いている。
この日の試合も、敵地スタジアムを訪れたチェルシーファンは、制裁前にチケットを購入した約600人だけだった。
それでもチームは力の差を見せつけて準決勝に進出した。
トゥヘル監督は「(選手たちの)信頼とチーム精神はとても印象的だった。あれこそがこのクラブの文化だ」とチームプレーに徹し、勝利をつかみとった選手たちに言及した。
トゥヘル監督はクラブ職員についても触れ「700~800人がチェルシーで働いている。彼らは自分たちがどうなるのか心配している。だからこのどうにもならない状況の中で(試合を通じて)正しい心持ちと前向きな姿勢を見せることは私の責任だと思う」などと話した。