故ディエゴ・マラドーナ氏が1986年ワールドカップ(W杯)メキシコ大会準々決勝で「神の手」ゴールを決めた際に着用していたユニホームがオークションにかけられ、最低でも400万ポンド(約6億6000万円)で落札される見通しとなった。競売人であるサザビーズが6日発表した。
ユニホームは対戦相手だったイングランドのMFスティーブ・ホッジ氏が所有者。マラドーナ氏に2点を決められ、1-2で敗れた試合後にユニホーム交換をして手に入れたという。
マラドーナ氏の1点目は「神の手」として人々の記憶に刻まれているもの。ホッジ氏のGKへのバックパスをマラドーナ氏が追いかけ、GKと交錯しながら手を使って押し込んだ形となった。良くも悪くもマラドーナ氏のイメージを形成した得点だ。
また2点目の5人抜きゴールは史上最高のプレーの1つとして語り継がれている。
サザビーズのブラーム・ワクター氏は「“神の手”はスポーツの歴史だけでなく、20世紀の歴史の中で本当にまれにみる瞬間です。フォークランド紛争のすぐあとで、フットボールの世界をはるかに超え、本、映画、ドキュメンタリーとなっていきました。マラドーナは歴代最高の選手の1人として記憶されており、この試合は彼の遺産を形作る一部になっています」と説明した。
オンラインでの競売は4月20日~5月4日まで行われ、ユニホームはサザビーズのギャラリーで展示される予定となっている。