総資産2兆円超の英資産家がマンU買収の意思と英報道「可能であれば長期的に所有」代理人が声明

英化学大手イネオスの創業者で、総資産が2兆2000億円を超えると言われるジム・ラトクリフ氏(69)が、マンチェスター・ユナイテッドの買収を目指す意思があると17日、英紙タイムズ、BBCなどが報じた。

現オーナーのグレーザー一族が一部株式の売却を検討していると米ブルームバーグ通信が伝えたことを受け、ラトクリフ氏の代理人が「可能であれば長期的に(クラブを)所有することも視野に入れて交渉したい」との声明を出した。マンチェスターUを巡っては、米電気自動車(EV)大手テスラのマスク最高経営責任者(CEO)がツイッターでマンチェスターUを買収すると投稿し、後に冗談だったと明かして物議を醸した。

マンチェスターUは今季プレミアリーグで開幕2連敗して最下位に沈み、以前から続くグレーザー一族へのファンの批判が高まっている。ラトクリフ氏は、今年5月にチェルシー買収に向けて、42億5000万ポンド(約7097億5000万円)のオファーを出したが、僅差で競り負けていた。