レアル・マドリードが今冬、パリ・サンジェルマンのフランス代表FWエムバペ(23)獲得に動くつもりはないとスペイン紙アスが12日に報じた。
11日、エムバペが今年5月に契約延長した際に交わした補強等の約束が全く守られていないことなどを理由にパリ・サンジェルマン首脳陣に不満を持っており、すでに7月に退団希望の旨を伝え、今冬の移籍市場での移籍を望んでいるとスペインメディアに一斉に報じられた。
しかしアス紙によると、Rマドリード内でこのニュースは、自分たちのオファーを蹴り25年まで契約延長したばかりなので懐疑的に受け止められているとのこと。そしてパリ・サンジェルマンがエムバペを容易に手放さないことも理解している。
同紙がRマドリードの関係者に聞いた話によると、クラブは近年確立してきた補強に関する方針に基づき、冬の移籍市場で選手を獲得することはないという。さらにエムバペの年俸は現在、税込で約9000万ユーロ(約126億円)と非常に高額なため、給与面に関する方針にも全く合わないとのこと。なぜならこの金額は、Rマドリードで最も高額な年俸をもらっている選手の3倍以上にあたるためである。
何よりも昨季、欧州チャンピオンズリーグ、スペインリーグ、スペイン・スーパーカップの3冠を達成したRマドリードは今季のメンバーに満足しており、来年6月まで全く動くつもりはないという。実際、今季ここまで公式戦13試合を戦いながらも、11勝2分けと無敗をキープしている。
今季終了後に補強が必要なポジションを見極めるとのことであり、特に37歳のモドリッチや34歳のベンゼマが年齢的に検討材料になると同紙は伝える。モドリッチは今季も並外れたパフォーマンスを発揮しており、ワールドカップ後に契約延長するかどうか話されるとのこと。一方、バロンドールの最有力候補に挙がるベンゼマに関してクラブはまだ先が長いと考えているため、慌てて代役を探すことはないとのことだ。
(高橋智行通信員)