なでしこ出場大会で「もう我慢できない」カナダ代表が男子との待遇格差改善訴えTシャツ着用

なでしこジャパン(サッカー女子日本代表)も出場している米国で開催中の「シービリーブスカップ」で、女子カナダ代表が男子代表との待遇格差の改善を訴えた。

女子カナダ代表は、16日(日本時間17日)に行われた米国戦で「もう我慢できない」と書かれた紫色のシャツを着用。キックオフ前には、米国の選手と腕を組んでセンターサークルに集まり、団結を示したという。

カナダの女子選手たちは、男子選手と同等の賃金を得るための交渉をしており、22年度分はまだ支払われていないと主張している。16日にカナダの選手協会は声明を出し「紫色は歴史的に男女平等を達成するための努力に関連付けられてきた。協会が平等な待遇と機会を確保する基準を整備するまで、選手は紫色を着用し続けます」と述べた。

女子カナダ代表は東京オリンピック(五輪)で金メダルを取るなど結果を残しているが、カナダサッカー協会が21年に費やした予算は男子の1100万ドル(約14億6000万円)に対し、女子は510万ドルだった。当初は今大会の活動をボイコットする予定だとしていたが、カナダサッカー協会から違法なストライキに相当すると言われたという。

昨年、女子米国代表チームが男子との待遇格差に関する訴訟で米国サッカー連盟と和解。2200万ドルの和解金が支払われることになり、今後W杯を含む全ての国際試合や大会で男女同一の賃金を支払うことで合意していた。

女子米国代表は今大会、LGBTQなど性的少数者の権利を守る主張をしたリストバンドと、カナダの選手たちを支持する紫色のリストバンドを着用していた。