欧州チャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメントが14日(日本時間15日)に開幕した。
日刊スポーツでは、セルビア代表アシスタントコーチとしてW杯カタール大会のベンチにも入った喜熨斗勝史氏(58)に欧州CLの見所を聞いた。現在もストイコビッチ監督の右腕として同代表スタッフに名を連ねる喜熨斗氏が、硬軟織り交ぜながら世界最高レベルの大会について語った。
◇ ◇ ◇
◆ライプチヒ-マンチェスターC(22日=日本時間23日午前5時)
マンチェスターCの方が力があると思われがちですが、ライプチヒもしっかりしています。5日のリーグ戦でマンチェスターCがトットナムに負けたのですが、がっちり守られて攻めて攻めて得点できず、という流れでした。FWハーランドがあまりフィットしていないので、以前ほどの圧倒的な感じがしません。MFロドリ、グリーリッシュがどれだけできるか。チームが良い時はMFギュンドアン、デブライネが安定しているんですが、そこがどこまで引っ張れるか。年齢層も上がっていますし、連戦の疲れがある中でのCLなので、第1戦の敵地での試合をどのように戦うか、グアルディオラ監督の采配を見てみたいですね。
昨年、欧州ネーションズリーグでノルウェーと2試合を戦いました。6月のホームでの試合ではハーランドに決められ敗れましたが、敵地で対戦した9月の試合はハーランドを抑えて2-0で完勝しました。ハーランドは自分で3、4人を抜いて突破できる選手ではありません。良いパスをいかにハーランドに入れさせないかがポイントで、セルビアもハーランドへのパスコースを徹底的に断って孤立させました。マンチェスターCの名手たちからハーランドへのパスをどれだけ防げるかがポイントです。
また、DFアカンジはW杯カタール大会のスイス戦で対戦しましたが、身体能力が高く、統率力もあってクレバーで、想像以上に素晴らしい選手でした。なぜマンチェスターCでプレーしているのかが改めて分かりました。
ライプチヒはW杯でクロアチア代表の一員としてブレークしたDFグバルディオルがハーランドとどのようにマッチアップするかも注目ですね。彼は攻撃にも絡もうとしますし、積極的で良いDFです。
◆インテル・ミラノ-ポルト(22日=日本時間23日午前5時)
ポルトの中盤にセルビア代表のMFグルイッチがいるので、ぜひ頑張ってもらいたいです。私も3月にポルトで開催される第2戦を視察する予定です。直前にポルトガル2部オリベイレンセの試合があって、長年パーソナルコーチを務めているカズが出るかもしれないので、見てきたいです。
話がそれてしまいましたが、ポルトガルのサッカーは荒削りですが技術も高く、熱量もかなりあります。客観的に力を比較すればインテル・ミラノかもしれませんが、ポルトが守備的に4-4-2で後ろを固めるようなら面白いかもしれません。その状況になればグルイッチも出場機会があるかもしれないですし。あと、DFぺぺが39歳になってもプレーしていますね。カズ曰く、ポルトガルは労働者に対して優しい国だそうで、ベテランになっても闘志あふれるプレーで頑張るし、何より力があるから評価されているのかもしれません。
インテル・ミラノはリーグ戦で首位ナポリにかなり勝ち点差をつけられながら2位につけていますが、好調とは思えません。どこまで状態を上げていけるか。バイエルン、バルセロナと同居した欧州CL1次リーグでかなり苦戦すると思っていましたが、何とか2位突破を決めたので地力はあると思います。
◆放送&配信 欧州CL決勝トーナメントはWOWOWが全試合独占放送&ライブ配信。欧州リーグは注目試合を生放送&ライブ配信する。