U-24韓国代表、9月のアジア大会3連覇へマジョルカMF李康仁招集へ 金メダルなら兵役免除

李康仁(2021年3月23日撮影)

U-24韓国代表が、9月に開幕する杭州アジア大会に、欧州組を含めたフルメンバーで挑む。16日までの韓国メディアの報道によると、スペインリーグのマジョルカMF李康仁(イ・ガンイン=22)ら、欧州組を含む同年代のベストメンバーで大会3連覇を狙うという。

同代表は現在、国内組だけの合宿を実施している。Kリーグのシーズン最中に年連別代表が国内合宿を組むのは珍しいが、同代表の黄善洪(ファン・ソンホン)監督は「選手を送り出してくれたKリーグクラブに感謝している」と話した。さらに、李康仁の招集について聞かれると「サイドからのアタックが素晴らしいと思うけれど、彼と十分に話し合ってからポジションを決める」と、招集を前提に話した。

李は現在、マジョルカ所属だが、今季終了後にアトレチコ・マドリードへの移籍がうわさされている。他にも移籍先としてプレミアリーグのトットナムなど複数のクラブ名が挙がるなど、今季終了後は他クラブへ移籍する可能性が高い。杭州アジア大会は9月で、欧州各リーグのシーズンと重なり、代表招集に強制力のない時期でもあり、所属クラブの許可が必要だ。

しかし黄監督が招集に自信を見せているのは、アジア大会の成績が韓国の兵役免除の条件に関わってくるため。韓国の成人男性は30歳までに約2年間の兵役が義務づけられている。しかしアジア大会で金メダル、五輪で銅メダル以上を取った選手は兵役が免除される。トットナムMF孫興民(ソン・フンミン)も18年ジャカルタ・アジア大会で優勝して兵役を免除されている。

欧州クラブとしても、30歳までに兵役を務める必要がある選手を抱えるのはリスクが大きい。シーズン中でも約1カ月間だけ、代表に送って兵役の義務をクリアしてくれた方が、得策でもある。そういう事情もあり、韓国はアジア大会で所属クラブを問わず、ベストメンバーが組める。若手選手も代表に選出されるために必死で、海外クラブだけでなく、Kリーグの各クラブも選手派遣に積極的だ。