ブラジル代表、ビニシウス支援のための反人種差別キャンペーンでスペイン代表と対戦

ビニシウス(2022年11月24日撮影)

ブラジル代表が、ビニシウスを支援するための反人種差別キャンペーンの一環として、来年3月にスペイン代表と親善試合を行うことになった。

試合はブラジル代表FWビニシウスが所属するレアル・マドリードの本拠地サンティアゴ・ベルナベウで行われる。

ビニシウスはスペインリーグの試合で何度も人種差別的な罵声の標的にされてきた。スペインサッカー協会のルイス・ルビアレス会長も「我々のサッカー界に人種差別的な侮辱の場所はない」と述べている。

ルビアレス会長とブラジルサッカー協会(CBF)のエドナルド・ロドリゲス会長は「One skin(1つの肌)」というスローガンのもと、反人種差別キャンペーンを開始した。

ロドリゲス会長は「サッカー関係者が人種差別を行った場合、より厳しい処罰が必要であることを理解することが重要だ」

「罰金だけでは十分ではない。クラブにも責任を負わせる必要がある」

「CBFは人種差別の事例に対し、より厳しい制裁を採用した最初のサッカー連盟。リーグ戦の成績の減点、スタンドの閉鎖、クラブメンバーの永久追放などだ」と説明した。

ブラジルは17日にバルセロナでギニアと、その3日後にはリスボンでセネガルと対戦する。

スペインでビニシウスが人種差別を受けた最新の事例は、5月にレアル・マドリードがバレンシアと対戦した際に起こった。ビニシウスはその後、スペインリーグは「人種差別主義者のものだ」と発言した。

スペインリーグのテバス会長はソーシャルメディア上でビニシウスに対し「あなたはきちんと情報を得る必要がある」と述べたことで“炎上”した。同会長はその後、ビニシウスに謝罪し、「攻撃するつもりはなかった」と釈明した。

スペイン協会のルビアレス会長は「バレンシアで起きたような出来事が、私たちの国で起こるのは耐え難いことだ」。

「あれは私たちの国や私たちを象徴するものではなく、私たちの世界的な評判を汚すものだから」

「私たちは人種差別の問題を抱えており、戦わなければならない」とあらためて人種差別と向き合うことを宣言している。