22年W杯カタール大会の1次リーグ・ドイツ戦で劇的な決勝ゴールを挙げた日本代表FW浅野拓磨(28=ボーフム)が舞台裏を語り尽くした書籍「浅野拓磨 奇跡のゴールへの1638日」(朝日新聞出版)が発売され、22日に都内でサイン本お渡し会が行われた。
会に先立ってメディアに対応した浅野は「これっぽっちも満足してないし、ゴールを挙げることはできましたけど、そんなことを忘れるくらい悔しさしか残っていない」とW杯後の心境を告白。その上で次回26年W杯北中米大会にも言及し「また成長した自分をその大会で発揮する以外、悔しさを晴らすことはできない」とW杯の舞台へ戻ってくることを誓った。
本を読んでどのようなことを感じてほしいかと聞かれた浅野は「誰がどう言おうと自分の中に確固たる大きな夢、目標があれば、必ずそこにたどり着ける力は自分の中にある。それは誰にでも当てはまるんじゃないかなと思う。4年半前の自分がどう感じていたか。そういう自分がW杯へ行けたのはなぜなのか。ぜひ読んでもらって、何か隠れていると思うので、ぜひ確認してもらいたい」と訴えた。
本のタイトルでは「奇跡のゴール」となっているが、浅野は「皆さんがこのタイトルを見て、何を思い描いて、何を感じるかが1番大事だと思ったので、あえて奇跡という言葉を使わせてもらった。でも僕自身、あのゴールは奇跡じゃないと思っている。じゃあ何で“奇跡”をタイトルにしたのか。それは本の中に書いているので、見てもらえたら」と読者にアピールした。
浅野は、本を日本代表の森保一監督に読んでほしいかと聞かれると「なかなかいいとこ突いてきますね」とニヤリ。その上で「読んでほしいなとは思わないです。読んでもらえたらうれしいですけど。自分から読んでくださいという感覚はない。この本はだれに対して書いたものでもなくて、自分が自分自身を描きたいなと思ってこの本を出させてもらった。誰に読んでもらいたいという感覚はないが、ただ、読んでもらえたら何かが見つかるんじゃないかなと思う」と話していた。