アンチェロッティ監督、エムバペに言及せず「ここにいない選手について話すのは正しくない」

レアル・マドリードのカルロ・アンチェロッティ監督(2007年12月10日撮影)

レアル・マドリードのアンチェロッティ監督(64)が獲得のうわさにあるパリ・サンジェルマンのフランス代表FWエムバペについて「ここにいない選手について話すのは正しいことではないと思う」と言及を避けていた。

来月半ばに開幕する23-24年シーズンに向けて準備を継続するRマドリードがアメリカ遠征を開始し、現在ロサンゼルスに滞在している。アンチェロッティ監督が20日、同地での最初の練習開始前に記者会見に出席した。そのもようをスペイン紙アスが伝えた。

アンチェロッティ監督はその際、アメリカ遠征について、「ここは我々にとっていつもいい場所だ。素晴らしいところだよ。良いトレーニングができるし、チーム状態を確認できる競争力のある試合もある。この期間で何かをテストしなければいけない。選手たちは皆いい状態で戻ってきた。シーズンを素晴らしい形でスタートできるという自信があるし楽しみにしている」と感想を述べた。

新システムを採用する可能性については「メンバーは改善されている。このシーズンの初めに新たなことを試したいし、どうなるか見てみたい。しかしうまくいかなくとも、我々には過去に多くのものを与えてくれた以前のシステムがある」とコメントした。

続いてアメリカ遠征で重要視していることについては「我々には新加入選手がいる。彼らを我々のスタイルや哲学に早く適応させる必要がある。今はシーズンの重要な瞬間だ。我々はいい雰囲気や気候の中、いつも一緒にいてくれるファンとともに過ごすつもりだ」と答えた。

アンチェロッティ監督はまた、今季終了後に内定していると報じられているブラジル代表監督就任の可能性について、「その件は初日で解決済みだ。ブラジル代表についてこれ以上話すつもりはない。私には来年6月30日までRマドリードと契約がある」と詳細に触れなかった。

さらに獲得を狙っていると言われるパリ・サンジェルマンのフランス代表FWエムバペに関して聞かれると、「私はRマドリードにいない選手について話したことはない。ベリンガム、フラン・ガルシア、ギュレルなど新加入選手や、ミランで経験を積みいい形で復帰したブラヒム、そしてモドリッチ、ビニシウス、ロドリゴについては話すことができる。ここにいない選手について話すのは正しいことではないと思う」と言及しなかった。

またアンチェロッティ監督は今季の目標について、笑顔を見せながら「欧州チャンピオンズリーグ、スペインリーグ、国王杯、スペイン・スーパーカップなど、いつも通り何も変わらない」と返答。続いてセンターフォワードがホセル1人しかいない状態で目標を達成できるかを指摘されると「もちろんできる。純粋な“9番”ではなかったが、これまで常にカリム(ベンゼマ)がいたのは事実だ。しかし我々は今いる選手の特徴にシステムを適合できる。またベリンガムのような攻撃面でチームに大きく貢献できる選手もやって来た」と問題ないことを強調した。

Rマドリードはこの後、現地時間で23日にプレシーズンマッチをスタートし、初戦でミランと対戦する。(高橋智行通信員)