サッカーのブラジル代表DFダニエウ・アウベス(40)がスペインで正式に起訴されることになった。同DFに対する性的暴行の容疑について調査していたスペインの裁判所が7月31日、起訴を決定したと発表した。
判事は調査によって、12月30日にバルセロナのナイトクラブで女性に性的暴行を加えたとの告発で今年1月から拘留されているアウベスの犯行の証拠をつかんだと説明した。
アウベスは2日に法廷で裁判官の決定を知らされた後、正式に起訴される。裁判の日程は今年末か来年初頭に設定される見通しだ。
元バルセロナの同DFは犯行を否定し、告発した女性との性的交渉は合意の上だったと述べている。
アウベスはこのまま拘置所で裁判を待つことになる。同DFの保釈請求は、逃亡の危険性があるとして却下されている。アウベスは保釈請求の際、パスポートの提出と追跡装置の装着を申し出ていた。
アウベスの弁護団は、同DFと告発した女性がナイトクラブで親しげに過ごしていたことを示す防犯カメラの映像を提出し、女性や他の目撃者の証言の信ぴょう性を失墜させようとしたが、失敗に終わった。裁判所はその映像もふまえ「(前段階での)親密なスキンシップは、性的暴行を正当化することにはならない」としている。
昨年成立したスペインの性的同意法では、性的暴行はネット上での虐待や痴漢行為から強姦(ごうかん)まで幅広い犯罪を含み、それぞれ異なる可能性のある刑罰が定められている。強姦の場合、最高刑は禁錮15年だ。
アウベスはこれまで42のタイトルを獲得している。バルセロナでは3度欧州チャンピオンズリーグ(CL)を制し、ブラジル代表では2度南米選手権で優勝した。同DFは自身3度目のワールドカップ(W杯)となる22年カタール大会にも出場した。