サッカーブラジル代表FWネイマール(31)の、フランス王者パリ・サンジェルマンからサウジアラビア1部アルヒラルへの移籍手続きが完了した。両クラブが15日に発表した。ESPNは移籍金を9000万ユーロ(約135億円)と報じている。
移籍情報に精通するイタリア人ジャーナリスト、ファブリツィオ・ロマーノ氏によると、契約は2025年までの2年で、延長オプションはなし。報酬は2年間の総額が3億ユーロ(約450億円)で、出来高と商業的ボーナスを加えると最高4億ユーロ(約600億円)に達する可能性があるという。
ネイマールは「僕はヨーロッパで多くのことを成し遂げ、特別な時間を過ごしてきた。しかし僕は常にグローバルな選手でありたいし、新しい場所での新しい挑戦で自分を試したいと思っていた」
「僕はあらたなスポーツの歴史を記したい。サウジアラビアのプロリーグには今、とてつもないエネルギーがあり、質の高い選手たちがいる。長年サウジアラビアでプレーしてきたブラジル人選手たちから、いろいろと聞いて知っているから、ここが望ましい場所だと信じている」
「アルヒラルは巨大なクラブで、素晴らしいファンもいるし、アジアで最高のクラブだ。自分にとって正しい時に正しいクラブに入る、正しい決断だと思っている。僕は勝つこととゴールを決めることが大好きだ。サウジアラビアのアルヒラルでそれを続けるつもりだ」などとコメントした。
ネイマールは今夏、アルヒラルへ移籍したカリドゥ・クリバリ、ルベン・ネヴェス、セルゲイ・ミリンコビッチサビッチらとチームメートとなる。
アルヒラルは、アルナスル、アルアハリ、アルイテハドとともに、サウジアラビアの“スポーツクラブ投資・民営化プロジェクト”の一環として、6月にサウジアラビア公共投資ファンドの傘下に入った4クラブのうちのひとつだ。
アルヒラルのファハド・ビン・サード・ビン・ナフェル会長は「ネイマールはどこでプレーしようとも、すべてのファンに喜びと楽しみをもたらしてきた世界的なアイコンだ。スポットライトは常に彼に注がれ、彼は常にそれに応えてきた。我々は、アジアで最も成功しているクラブであるアルヒラルに彼が加入することを喜んでいる」とコメントした。
ネイマールは2017年夏にパリSGに加入した。同クラブを所有するカタール・スポーツ・インベストメントは、バルセロナから同FWを獲得するため2億2200万ユーロ(当時約289億円)を支払った。これは現在も移籍金の世界最高額だ。
ネイマールはパリSGで公式戦173試合に出場して118ゴールを挙げた。5度のフランス1部優勝を含む数々のトロフィーも手にした。だがクラブが欧州チャンピオンズリーグ(CL)を制覇できなかったため、次第にファンの不満の標的になっていった。
パリSGのアルケライフィ会長は「世界最高の選手の1人であるネイマールのような素晴らしい選手に別れを告げるのはいつも難しい。彼がパリSGにやってきた日のこと、そしてこの6年間、クラブとそのプロジェクトに貢献してくれたことを私は決して忘れない。私たちは素晴らしい瞬間を過ごし、ネイマールは常に私たちの歴史の大きな部分を占めるだろう。ネイマールと彼の家族に感謝したい。ネイマールの未来と次なる冒険の成功を祈っている」とコメントした。