なぜ?「全国ツアー」中の本田圭佑がJ3讃岐の練習に参加した理由 完全復活へ前進

本田圭佑(2023年8月1日撮影)

サッカー日本代表として3度のFIFAワールドカップ(W杯)に出場した本田圭佑(37)が22日、J3のカマタマーレ讃岐の練習に参加した。

本田のJリーグクラブへの練習参加は、2018年5月にJ2東京ヴェルディの練習に参加して以来、約5年ぶり。当時は、W杯ロシア大会を見すえてのものだった。

右膝のけがもあり、手術も受け、この1年半以上、所属クラブがなく公式戦でプレーしていないが、けがからの完全復活へ、1歩前進した。

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本田がJ3讃岐で練習参加した。前日21日に讃岐が突如、公式サイトで本田の22日と23日、2日間の練習参加を事前公表していた。

なぜ、讃岐だったのか?

本田は現在、自身がルールを考案し、全国で予選が行われている10歳以下の新しいルールのサッカー大会「4v4」の発起人として、「全国ツアー」の真っ最中。17日の横浜を皮切りに、島根、山口、岡山とまわり、ちょうど22日は香川での大会をスペシャルゲストとして訪れることになっていた。

その香川には、讃岐うどんとともに県の誇りである、カマタマーレ讃岐がある。

チームを率いる元日本代表DFの米山篤志監督と、チーム強化を取り仕切る竹内彬強化部長は、本田が名古屋グランパス時代にともにプレーしたチームメートという特別な間柄。

そんな縁もあり、けがからの復帰に向けチームの輪の中で練習し、状態を把握したい本田の狙いと、圧倒的な経験と影響力を持つ本田の存在をチーム強化への大きな刺激にしたい讃岐の意図が合致し、実現の運びとなった。

本田がJリーグに復帰する可能性はなく、今回の練習参加は讃岐入りを前提としたものではない。

指導者や投資家としての顔もあるが、あくまで現役選手であり続け、現在、目指すべきところを「(プレーしたことのない)どこかの1部リーグで点を取ること」と口にしている。

現役サッカー選手であり続ける理由の1つは、指導者として「W杯優勝」という壮大な目標を掲げているからでもある。

現役プレーヤーだからこそ得られる情報や知見を、指導者としてすぐにピッチでの指導に生かそうとしており、選手へのこだわりは強い。

所属クラブで最後にプレーしたのは、リトアニアの強豪スドゥバでの21年11月4日、同国Aリーグのザルギリス戦(ホーム)だった。チーム練習に加わることも、それ以来、1年9カ月ぶりだった。

今年7月には、「9月にはプレーするつもり」と投稿した。9月が近づき、本田が完全復活へ、ピッチを上げてきた。【八反誠】

◆本田の練習参加 プロ入り後は、オランダのVVVフェンロ在籍時の2008年6月に古巣の名古屋グランパスの練習にストイコビッチ監督(当時)の計らいで参加した。その後、17年には米国でMLS下部のオレンジカウンティSCで練習参加。18年に東京ヴェルディ、19年にオランダの古巣VVVフェンロとフィテッセの練習に参加したことがある。