<プレミアリーグ:アーセナル1-0クリスタルパレス>◇21日◇ロンドン
アーセナルの日本代表DF冨安健洋(24)はアウェーのクリスタルパレス戦に左サイドバックで今季初先発し、1-0の後半15分、22分に2度の警告を受けて退場した。冨安の退場はJリーグの福岡時代を含めリーグ戦では初。10人になったチームはそのまま逃げ切り、開幕2連勝とした。
プレミアの名門で定位置獲得を狙う冨安が、微妙な判定に泣いた。1-0の後半22分、相手FWを背後から倒したとして2枚目の警告で退場処分となった。相手に背後を取られそうになったのは確かだが、ほんのわずかな接触。英メディアも厳しすぎると批判したジャッジだった。
それまで安定したプレーを見せていたDFは「レッドカードをもらうとは思わなかった」と本音を漏らしながらも「判定は判定。僕がどうにでもできたことなので、そっちにフォーカスした方がいい」と真摯(しんし)に受け止めた。
前半15分の1枚目の警告も微妙だった。スローインを素早く投げ入れることができず、遅延行為でイエロカード。今季のリーグはそうした遅延行為などを厳しく取り締まる方針を示しており、アーセナルのアルテタ監督は「これが新基準。正確には分からないが、(冨安が投げ入れるまで)8秒だった。ストップウオッチを持ってプレーする必要があるかもしれない」と皮肉まじりに語った。
チームは1人少ない状況でロスタイムを含めて残り約30分を守り切り、「勝ってくれたのでチームメートに感謝しないといけない」と冨安は結果には安堵(あんど)した。オランダ代表DFティンバーが負傷で長期離脱し、約5カ月ぶりにリーグ戦の先発機会をつかんだ日本代表DFは、「個人的には間違いなくまだまだ良くなるし、良くしないといけない」と今後を見据えた。
◆欧州主要1部リーグでの日本選手の主な退場 プレミアリーグではMF中田英寿がボルトン時代の06年1月14日のブラックバーン戦で警告を2枚受けてプロ12年目で初の退場。DF吉田麻也もサウサンプトン所属の18年5月5日のエバートン戦で後半40分に2枚目の警告を受けて退場した。セリエAではDF長友佑都がインテル・ミラノで4度退場。そのうち一発レッドが1度あった。ブンデスリーガでは昨季、DF板倉滉(ボルシアMG)が一発レッドを2度記録。スイス1部では昨年9月にDF瀬古歩夢(グラスホッパー)が公式戦で2試合連続の退場処分を受ける珍事があった。