Rソシエダード勝負分けた2つの異なる「ハンド」…アルグアシル監督「審判について聞かないで」

レアル・ソシエダードMF久保建英(ロイター)

<スペインリーグ:アトレチコ・マドリード2-1レアル・ソシエダード>◇8日◇第9節◇マドリード

【マドリード=高橋智行通信員】レアル・ソシエダードは公式戦連勝が4でストップし、順位を6位に落とした。勝敗を左右した2つの異なる「ハンド」だった。

0-1で迎えた後半23分、CKからMFブライス・メンデスがヘディングシュートしたボールが、すぐ隣でディフェンスに入ったアトレチコ・マドリードFWモラタの手に当たった。VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)で「ハンド」は確認されたが、手が体の近くに添えられていたと判断したのか主審はPKの笛を吹かなかった。

それでも後半28分。Rソシエダードは素早いカウンターを仕掛け、カルロス・フェルナンデスのロングパスを駆け上がったオヤルサバルが巧みなトラップで受け、GKオブラクとの1対1を制して同点とした。

そして1-1で迎えた後半41分、もう1つの「ハンド」が出た。ゴール前で相手選手と競ったRソシエダードのカルロス・フェルナンデスがゴール前で倒れ込んだところへ、グリーズマンがシュートしたボールが手に直撃した。ピッチに転がり、ボールをまったく見ていない不可抗力のものだったが、VAR判定で主審はPKと判断した。

このPKを同44分、グリーズマンに冷静に決められ、Rソシエダードは1-2と敗れた。

アルグアシル監督は試合後の会見で、物議を醸し出したPKの判定についてメディアから問われるとこう話した。

「そのために君たちがいるんだ。あの判定を目撃した君たちがね。私はチームがどのように仕掛けたか、後半どのように自分たちのレベルを示したかに注目しなければいけない。我々は同点に追いつき、さらに終盤、1-2にされるよりも2-1に近かった」

さらに1回目(後半23分)と2回目(後半41分)の「ハンド」の解釈が異なったことについて聞かれると「君たちは私のことをよく知っているだろう? 彼らが我々に有利な笛を吹いても、不利な笛を吹こうとも、私はそれについて言及するつもりはない。私に審判について聞かないでほしい」。

また、PKで勝利を手にしたAマドリードのシメオネ監督は「私は普段、審判の話をしないし、今日も話すつもりはない」と遮った。