サッカープレミアリーグの名門マンチェスター・ユナイテッドの株式25%を購入しようとしている英国の億万長者ジム・ラトクリフ氏(70)が、クラブのサッカー面での運営の中心になった場合でも現在のエリック・テンハグ監督が解任される可能性は少ないとESPN電子版が報じた。
ラトクリフ氏は13億ポンド(約2440億円)でクラブの株式25%を購入するというオファーを、オーナーのグレイザー家に投げかけている。そしてこのオファーは受け入れられる可能性が高い見通しだ。
当初はマンチェスターUから手を引くと見られていた米国人のグレイザー家だが、これによりチームにはとどまり、サッカー面の運営だけをラトクリフ氏に任せる流れだと、複数の欧州メディアが報じている。
ESPNが関係者の取材をもとに報じたところによると、ラトクリフ氏がクラブに関わるようになった場合でもテンハグ監督のクビはつながる見通しだという。
テンハグ監督は就任初年度だった昨季、ユナイテッドをプレミアリーグ3位に導き、イングランド・リーグ杯(カラバオ・カップ)を制した。
今季のマンチェスターUはリーグ戦8試合で4勝4敗の勝ち点12で10位に甘んじている。にもかわらず、ラトクリフ氏はテンハグ監督の続投を希望しているもようだ。
マンチェスターUは19日に取締役会を開くが、ラトクリフ氏と最終的な合意に達する可能性がある。
関係者によるとラトクリフ氏は25%の株式を買い取るというオファーが、グレイザー家をクラブに残すことになるため、ファンの不評を買う可能性があることを意識しているという。
ラトクリフ氏は最終的にはクラブを完全買収し、大株主になることを目指しているとみられているが、短期的にはグレイザー家がオーナーという図式は変わらないもようだ。