【W杯予選】ブラジル対アルゼンチン、サポ乱闘で開始が27分遅れる 試合はアルゼンチンに軍配

先制ゴールを決めて喜ぶアルゼンチンのオタメンディ(中央)(ロイター)

<ワールドカップ(W杯)南米予選:ブラジル0-1アルゼンチン>◇21日◇リオデジャネイロ

ブラジルとアルゼンチンの南米2強による聖地マラカナンスタジアムでの一戦は、試合開始早々に壮絶な打ち合いとなった。

と言っても、これはピッチ上でなく、ピッチ外の話。スタンドで両国サポーターが乱闘を始めた。ブラジル警察が鎮圧しようと介入したところ、今度はアルゼンチンサポーターとの激しい衝突に発展。メッシらアルゼンチンの選手は控室へ戻り、試合は27分遅れて始まった。血気盛んなライバル同士の対戦は一気に過熱した。

ブラジルが優勢に試合を進めたが、昨年のW杯で大活躍したアルゼンチンの守護神マルティネスが好セーブを連発。クロスボールに対しても完璧な対応で封じた。

後半13分、ブラジルは絶好機を迎えた。カウンターからFWガブリエウ・ジェズスが抜け出し、ボックス内でサポートしたFWマルティネッリにボールが渡った。鋭い右足シュートに対し、ここもGKマルティネスが左へ鋭く跳んでブロックした。

そして後半18分、アルゼンチンが均衡を破った。左CKからDFオタメンディが相手選手を跳ね飛ばしながら打点の高いヘディングシュート。これがゴール左隅へ飛び込んだ。劣勢の中、最初のシュートで効率よくゴールを奪った。一方で先発したFWメッシは見せ場をつくれぬまま、後半33分に途中交代となった。

1点を追うブラジルだったが、後半36分にアルゼンチンMFデパウルのドリブルを止めようとしたジョエリントンが腕をつかんで突き飛ばしてレッドカード。10人となり、この行為で反撃ムードは潰えた。

ブラジルのファウル数は26回を数え、アルゼンチンの16回を大きく上回った。気持ちが空回りし、ホームで手痛い黒星を喫した。

この結果、6試合を終えてアルゼンチンは勝ち点15で首位、対するブラジルは3連敗で勝ち点7の6位というまさかの展開となっている。