<欧州チャンピオンズリーグ(CL):アントワープ3ー2バルセロナ>◇1次リーグH組◇第6節◇13日◇アントウェルペン
アントワープ(ベルギー)が10代の選手2人のゴールなどでバルセロナ(スペイン)に3-2で競り勝った。既にグループ最下位が確定していたが、前半2分に18歳のMFフェルメーレンが先制点を奪うと、2-2の試合終了間際には17歳のFWイレニケナが値千金の決勝点。昨季のスペイン王者から大金星を挙げた。
開幕5連敗で既に敗退が決まっていたホームチームはキックオフからエンジン全開だった。高い位置から積極的にプレスを仕掛け、開始1分15秒に相手のミスを誘発。ペナルティーエリア内でのバルセロナMFロメウの横パスを18歳のフェルメーレンがさらって右足でゴール右隅に突き刺した。
前半のうちに同点に追い付かれ、後半11分に勝ち越しに成功したものの、同ロスタイム1分にバルセロナの17歳FWマルク・ギウに同点ゴールを許す。今大会は先制しても追い付かれる展開が続き、ファンボメル監督は「2-2とされて『またか』と思った」と言う。
未勝利のまま大会を去ることになるかと終われたが、その1分後にチャンスが訪れる。17歳のイレニケナが相手のミスから抜け出し、GKペーニャの動きを見て左足で冷静に仕留めた。その瞬間、ホームスタジアムは歓喜に包まれた。
試合の最優秀選手は途中出場から決勝点を決めたイレニケナではなく、先制点を奪ったフェルメーレンが選ばれた。フル出場し、カウンター攻撃の起点にもなった。23年10月13日の欧州選手権予選オーストリア戦でベルギー代表デビューを果たした注目株は「とても幸せ。子供の頃から夢見ていた舞台。家族に誇りに思ってもらえたらうれしい」と初々しくコメントした。
一方、ミスから失点を重ねたバルセロナのシャビ監督は「今日の選手たちは最高のレベルではなかったが、選手個々のことを悪く言うのは好きではない。ただ、個人のミスが致命傷になる」と悔やんだ。