サッカー界の世界的なレジェンド、フランツ・ベッケンバウアー氏が7日に死去したとドイツ・サッカー連盟が8日、発表した。78歳。死因は明らかにされていない。近年は健康問題で苦しんでいた。
英BBCによると、遺族がドイツの通信社DPAに寄せた声明を寄せている。「私の夫であり、私たちの父であるフランツ・ベッケンバウアーが、昨日の日曜日(7日)に、家族に囲まれて眠るように静かに息を引き取ったことを、深い悲しみとともにお知らせします。私たちが静かに悲しみに暮れることを何卒お許しください」。
また、バイエルン・ミュンヘンは「バイエルンは突然の出来事に悲嘆しています。ベッケンバウアーがいなければ、バイエルンは今日のようなクラブにはならなかった」と声明を出している。
1974年に西ドイツ代表の主将としてW杯に優勝。リベロとして最後尾から攻撃にも参加する万能の選手だった。西ドイツ(90年以降はドイツ)代表監督では86年W杯メキシコ大会で準優勝。90年イタリアW杯では優勝に導き、選手として監督としても世界の頂点に立った。
「カイザー(皇帝)」の愛称で親しまれ、1972年に欧州選手権を制し、バロンドールも2度受賞している。西ドイツ代表で103試合に出場して14得点している。所属したドイツの名門バイエルン・ミュンヘンでも582試合に出場している。
引退後はバイエルンの監督や会長、06年W杯ドイツ大会の組織委員会会長、国際連盟(FIFA)理事などを歴任した。