174回目のマドリードダービーは1-1ドロー、レアル勝利目前ATにアトレチコに追いつかれる

Rマドリード戦で同点ゴールを決めて歓喜するAマドリードのジョレンテ(ロイター)

<スペインリーグ:Rマドリード1-1Aマドリード>◇4日◇サンティアゴ・ベルナベウ◇第23節◇観衆7万6732人

【マドリード=高橋智行通信員】リーグ戦174回目のマドリードダービーは、1-1のドローに終わった。レアル・マドリードは勝利目前の後半アディショナルタイムに失点し、勝利を逃した。両者の勝ち点差は変わらず10のまま。Rマドリードは勝ち点58で首位をキープし、アトレチコ・マドリードは勝ち点48で4位となっている。

▽得点

前半20分=ブラヒム(Rマドリード)

後半48分=ジョレンテ(Aマドリード)

   ◇   ◇

3日前のヘタフェ戦に勝利し、勝ち点を57に伸ばして首位の座を奪還したRマドリード。リーグ戦の前半戦でAマドリードに唯一の敗北を喫した後、16戦無敗をキープし、現在6連勝中。

クルトワ、ミリトン、アラバ、リュディガーをけが、チュアメニを出場停止で欠き、先発予定だったビニシウスが頸椎(けいつい)に問題を抱え急きょベンチスタートとなったため、代わりにブラヒム・ディアスがスタメン入りした。アンチェロッティ監督はDF陣の緊急事態に対処するため、本来サイドバックのカルバハルをセンターバック起用し、4-3-1-2で臨んだ。

対する4位Aマドリードはリーグ戦3連勝中。ヒメネス、アスピリクエタ、レマルが負傷欠場し、前線にグリーズマンとモラタを配置した3-5-2で戦った。敗れた場合、勝ち点差が13に開くため、是が非でも勝たなければいけない一戦だった。

今季の公式戦4回目となった同カード(過去3試合の対戦成績はRマドリード1勝、Aマドリード2勝)、前半はRマドリードがパスを回して主導権を握り、Aマドリードが後ろで待ち構え、カウンターを仕掛ける形で展開していった。

そんな中、最初の決定機はAマドリードに訪れる。8分、グリーズマンのスルーパスからモラタがゴールを狙うが、GKにファインセーブされた。

その後、こう着状態が続く中、Rマドリードは20分、ペナルティーエリア内での混戦を、最後はコケの中途半端なクリアを拾ったブラヒムが抜け出し先制点を記録した。

Aマドリードはすぐさま反撃し、その2分後にリケルメのクロスからヴィツェルがヘディングシュートを放つも、GKにセーブされた。さらにその直後のサビッチのヘディングシュートはわずかに枠外だった。

それ以降、Rマドリードが再び流れを取り戻し、クロース、ロドリゴ、ルーカス・バスケスが次々とシュートを放つが枠に飛ばすことができず、1点リードで前半が終了した。

後半は前半守りに入っていたAマドリードの決定機でスタート。3分にグリーズマンのCKから、サビッチがヘッドでゴールネットを揺らすも、GKの前に立っていたサウールがオフサイドを取られノーゴールに。

対するRマドリードは9分、クロースがペナルティーエリア外から正確に捉えたボレーシュートを放つも、GKの正面を突いた。

両エリアを行き来する拮抗した展開となる中、Aマドリードは16分に3枚替えを敢行し、同点ゴールを目指していった。

しかしRマドリードは21分、バルベルデがスピーディーなカウンターを仕掛け、ロドリゴがシュートを打つがGKにファインセーブされる。続く25分、今度はブラヒムが素晴らしい個人技でDF2人かわし、シュートを打つが惜しくも枠外だった。

粘り強い守備で追加点を許さなかったAマドリードは32分、グリーズマンが右サイドのクロスをバックヒールで合わせるが、GKのファインセーブに阻まれた。

Rマドリードは終盤、危なげなくゲームをコントロールし、勝利は間違いないと思われた中、試合を通じて相手センターバックの低さを突いてクロスを多用したAマドリードはアディショナルタイムの48分、サビッチが前線に送ったロングボールをデパイが頭で後ろに流した後、ジョレンテがヘディングシュートを突き刺し土壇場で同点にした。

両者の対戦成績は、Rマドリードの91勝42分け41敗となった。