韓国サッカー協会(KFA)は16日、ソウル市内で緊急役員会議を開く。議題は同国代表のユルゲン・クリンスマン監督(59)の去就問題で、更迭論が急浮上してから姿を見せなかった鄭夢奎(チョン・モンギュ)会長も出席する予定だ。
昨年3月に韓国代表監督に就任したクリンスマン氏はこれまで、新戦力発掘のための直接視察より映像による視察を優先し、韓国に常駐せず米国カリフォルニアの自宅で“在宅勤務”することが多く批判を受けていた。
さらにヨルダン戦の前日、夕食会場でMF孫興民(ソン・フンミン)主将(トットナム)と若手のホープMF李康仁(イ・ガンイン=パリ・サンジェルマン)の間で軽い暴力にまで発展したケンカがあったが、同監督は黙認。チームをまとめられなかった指導力も問題となった。
度重なる批判にも同監督は「アジア杯優勝が目標で、その結果で評価してほしい」と、その場しのぎのコメントで、批判を鎮めてきた。しかし、アジア杯準決勝のヨルダン戦で、0-2の完敗。目標の優勝は達成できなかった。
KFAは13日に役員会議を開いて同監督の去就を議題に挙げたが、監督人事の決定権を持つ鄭夢奎会長が急きょ、参加をキャンセルしたことで「このままクリンスマン体制を続けるのは難しいのでは?」などと意見を言い合うだけで終了した。15日には戦力強化委員会を開き、更迭で意見がまとまった。韓国国内のファンからも更迭論が強く、鄭夢奎会長の辞任論にまで発展してきた。
KFAは今日(16日)の午前10時に緊急役員会議を開き、13日には不参加だった同会長も出席する予定。早ければ同日午後には「クリンスマン監督の更迭」が発表される見込みで、違約金は100億ウォン(約10億円)とみられる。