バルセロナ、12日のナポリ戦で相手サポーターにホームスタジアムを占拠される可能性を懸念

欧州CL決勝トーナメント1回戦の第1戦でナポリに引き分けたバルセロナ(ロイター)

バルセロナが12日のナポリ戦で、アウェーサポーターが大挙して押し寄せることを懸念しているとスペイン紙アスが12日に報じた。

バルセロナは12日、欧州チャンピオンズリーグ・決勝トーナメント1回戦第2戦でナポリとホームで対戦する。アウェーで行われた第1戦を1-1で引き分けたため、準々決勝進出の行方はこの試合の結果に委ねられている。

そんな中、バルセロナはホームゲームの雰囲気を作れない可能性を不安視。スペインでは通常、アウェーチームに多くのチケットを渡すことはないが、欧州カップ戦では欧州サッカー連盟(UEFA)の規定により、スタジアムのキャパシティの5%分のチケットを売らなければならない。

しかしバルセロナは22年4月14日に欧州リーグ・準々決勝第2戦で鎌田大地(現ラツィオ)や長谷部誠が所属するフランクフルトをカンプ・ノウに迎えた際、チケット販売の管理に落ち度があり、スタジアムの半分近くを約4万人の相手サポーターに占められるという事態が発生。これにより、アウェーにもかかわらず大声援を受けたフランクフルトが、まるで自分たちのホームかのように伸び伸びとプレーしたことで、バルセロナは2-3(2試合合計3-4)で敗れ、早々に散ることになった。

クラブはカンプ・ノウが改修中のためエスタディ・オリンピック・リュイス・コンパニスで開催される今回のナポリ戦に関して、同様の事態が起きることを大いに懸念しているとのことだ。

なぜならナポリはバルセロナから受け取った2600枚全てを完売済み。これに加え、イタリアからチケットのないサポーターが約4000人訪れると予想されている。さらにバルセロナ市役所の情報によると、バルセロナの街には約1万7000人ものナポリ出身者が住んでおり、その多くが今回の大一番を訪れるとのことだ。

また、エスタディ・オリンピック・リュイス・コンパニスの約5万席のうち、バルセロナのシーズンチケットホルダーは約1万7000人しかいないため、ナポリサポーターに大量のチケットが流れている可能性があるという。

これらの状況を踏まえて同紙は、バルセロナのホームスタジアムが2年前のフランクフルト戦のように、再び大量のアウェーサポーターで溢れかえる可能性があることを示唆した。(高橋智行通信員)