今季限りで現役を引退した元日本代表でブンデスリーガのアイントラハト・フランクフルトMF長谷部誠(40)が24日、都内で引退会見を行った。
長谷部は、日本代表の主将と所属チームの両立で一番苦しかったことに、日本代表で10年から14年のワールドカップ(W杯)ブラジル大会までを指揮したザッケローニ監督の時代だったことを明かした。
ウォルフスブルクに在籍した12-13シーズンは、移籍問題で所属クラブともめ、開幕から8試合連続ベンチ外を経験した。ザッケローニ監督は、所属チームで苦しむ長谷部を招集し、主将の役割を変えなかった。長谷部は「クラブでベンチにも入れない時期はつらかった。移籍問題でもめて、チームに残ることになってベンチにも入れず練習もさせてもらえない時期もあった。あの時期は、それでも、代表で主将として示さないといけない、主将はプレーや背中で見せないといけないと思っていたが、説得力がない部分を感じて。すごく悩んで苦しい時期だった」と明かした。
日本代表では国際Aマッチ114試合出場で2得点。そのうち歴代最多の81試合で主将を務めた。日本代表の主将を務めた8年間に「最初は、先輩が多かったし何をやればいいか分からなかった。ただ、8年間、主将を務めたのは誇りだった。日本代表の主将は、サッカー界のリーダーのシンボルだと、自分の中で寄せていく部分もあった。今振り返れば、大きなもので、人生変えてくれたと思っている」と、岡田武史監督ら、主将を“任命”した歴代の監督への感謝を述べた。