ブラバン演奏、ゴール裏応援なし…異例演出の理由とは?久保建英Rソシエダ-東京V国立親善試合

レアルソシエダード対東京V 試合前、両チームで記念撮影をするレアルソシエダードの久保(中央)ら(撮影・井上学)

<親善試合:東京V0-2Rソシエダード>◇29日◇国立

日本代表MF久保建英(22)が所属し、ジャパンツアーで来日中のレアル・ソシエダード-東京ヴェルディの一戦で話題になった、ブラスバンド演奏の「背景」が明らかになった。

サッカーでは、両チームのゴール裏に陣取ったサポーターが鳴り物込みで応援をすることが一般的だが、今回はバックスタンドからのブラスバンドによる演奏が場内に響き渡った。

ZARDの「負けないで」やFoorinの「パプリカ」に、Creepy Nutsの「Bling-Bang-Bang-Born」などが流れ、まるで高校野球の甲子園のような雰囲気に包まれた。

Rソシエダードの広報担当者は「今回の演出を担当するヤスダグループさんの意向でブラスバンドの演奏が行われました」と、クラブのメインスポンサーを務める企業による仕切りであったと説明した。

ブラスバンド“出動”の背景には、東京Vの応援団が来場しなかったことも関係している可能性が高い。ある東京Vサポーターは「当初は、ゴール裏が指定席で団体による先導応援が困難になったため、ゴール裏団体連合としてはチャントを用いた応援は休止でした」と理由を明かした。ゴール裏1階席は後に自由席へ変更となったが、いったん決定した「応援先導なし」を覆すことはなかったといい「サポーター自体も過密日程だったので良かったと思っています」と笑顔で説明した。

関係者は「ヴェルディの応援団が来ないことが予測できたので、ヤスダグループさんがブラバンを呼んだのでは」とも推測した。

試合は、久保のボールタッチを中心に1プレー1プレーで盛り上がり、終盤に東京Vが勢いに乗った際には「東京ヴェルディ! 東京ヴェルディ!」との応援が自然発生的に生まれていた。