【欧州CL】影山優佳が“最強決定戦”の魅力語る「日常を非日常にしてくれる大会」注目選手は…

欧州CLの展望について心境を語った影山優佳(撮影・たえ見朱実)

欧州チャンピオンズリーグ(CL)の1次リーグが16日(日本時間17日)、開幕する。クラブ欧州一を目指し、世界屈指のプレーヤーたちが躍動するサッカー界最高峰の舞台。この戦いには、日本人選手が所属する9クラブが出場する。サッカーへのあふれんばかりの情熱と知識を持つ俳優影山優佳(24)が、この大会の注目選手をピックアップ。“最強決定戦”の魅力を熱く語った。

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サッカー、そしてCLへの思いがあふれ出た。影山は「家族がサッカーが大好きだったので、私は2001年生まれなんですけど、03-04シーズンのCLの映像も記憶にあって。物心つく前から見ていたんだなと」と明かした。

各国リーグから最強のチーム、スーパースターが集まる最強決定戦-。そう表現した舞台の開幕を前に、「本当にレベルが高くて、毎回眠れない。眠るのがもったいないくらい(試合の)1分1秒を大切にしたい。日常を非日常にしてくれる大会だと思います」と興奮を隠さなかった。

昨季から導入された大会の新フォーマットについては、「試合数を考えると国内のリーグ戦、CLの間に代表戦があったりして選手の皆さんのケガが心配だったりはしますけど…。(出場チームが増えて)今まで見つけられなかった選手のヒーロー街道、ストーリーが見られる可能性が増えてくると思います。今までSプラハやコペンハーゲンなどは全然追えてなかったので、そういうチームも見たい。5大リーグのチームが、他の国のさまざまなスタイルのチームとどのように渡り合うのかも注目です」と、楽しみ方の広がりを喜ぶ。

注目選手にも、らしさが表れた。まずはビリャレアルのポルトガル代表DFレナト・ベイガ(22)。今季、チェルシーから移籍加入した長身、左利きの選手で「試合の作り方やポジショニングなど現代的な能力が高いプレーをされている」。また、同じチームにトットナムから期限付き移籍で加入したFWマノル・ソロモン(26)については「初戦がトットナム戦で、いきなり凱旋(がいせん)試合になる可能性がある。それはストーリーがあるなと思いましたし、トットナムサポーターもソロモン選手に対して好意的なイメージがあります。ソロモン選手の推進力も楽しみですね」と話した。

レーバークーゼンに今季から加入したアルゼンチン代表MFエセキエル・フェルナンデス(23)の名前も挙げた。「ボール奪取の嗅覚など現代的な能力があって、チームを動かせる才能がある選手だと思います。チームは選手の放出もかなりありましたし、このタイミングでチームの新陳代謝を狙うのは難しいことかもしれませんが、(フェルナンデスが)うまく作用してくれると面白いかな」と分析する。

日本人選手にも注目する。「(Eフランクフルトの)堂安選手は初めてのCLなんですよね。意外ですけど。私自身、(サッカー観を)Jリーグに育てられたと自負しているので、ケガもあって(1次リーグの)登録からは外れてしまいましたが(川崎Fからトットナムに移籍した)高井幸大選手や、湘南から(コペンハーゲンに)移籍した鈴木淳之介選手など、Jリーグから夢をかなえてステップアップする姿を同じ日本人として見られるのは誇らしいです。出場機会をつかんでほしいなと思います」と期待を込めた。

チーム、選手、戦術などのピッチ内だけでなく、サポーターの声援、さらには歴史的、民族的な背景などピッチ外にも目を向ける。「歴史的、民族的な背景を調べながら観戦すると世界史の勉強になると個人的には思っているんですけど、それを抜きにしても、熱量の高いサッカーやサポーターの姿を見ているだけでわくわくする。ぜひ皆さんには解説付きで見てほしいなと。ネットのニュースだけでは得られない熱量があるので」。

CLへの思いは止まらない。「CLには魔物がいると言いますけど、大逆転劇もたくさん起こるイメージがあります。11-12シーズンの決勝トーナメント1回戦のチェルシー対ナポリ。延長戦でのドログバ選手のアシストから大逆転(※1)の印象がすごく残っています。03-04シーズンのディポルティボがACミランに大逆転した試合(※2)は、『ディポルティボの歓喜』と言うんですかね。私は歓喜ではない方(ACミラン)を応援していたんですけど(笑い)、そんな試合をリアルタイムで目撃していただければと思います」。

事前にクラブ、選手の情報を調べてから観戦することで多面的、多角的に試合を見られることも醍醐味(だいごみ)だという。「あっ、この選手移籍していたんだとか知って、(情報を)追い切れてないと反省するんですけど…。クラブや国が違う分、1対1ひとつにしても、戦術のマッチアップにしても、いつも見ているクラブの色じゃないこともありますし」。語り尽くせないほどの熱い思いを持つ影山大注目のCLが、いよいよ幕を開ける。

※1 11-12シーズンのCL決勝トーナメント1回戦でチェルシー(イングランド)はナポリ(イタリア)と対戦。アウェーでの第1戦を1●3で落とし、劣勢の中で迎えた12年3月のホームでの第2戦で、FWドログバが先制点を奪い、3-1のリードで90分間を終了。トータルスコア3-3となり突入した延長で、ドログバが右サイドからのクロスでDFイバノビッチの決勝点をアシスト。劇的な逆転勝利につなげた。

※2 03-04シーズンのCL決勝トーナメント準々決勝でディポルティボ(スペイン)が前季王者ACミラン(イタリア)と対戦。アウェーの第1戦を1●4で落とし、消化試合と捉えられかねないほどの状況だった04年4月のホームでの第2戦で、前半5分のFWパンディアーニのゴールを皮切りに得点を重ね、前半3-0でリード。この時点でアウェーゴール数で逆転し、後半にも1点を加えてディポルティボがクラブ史上初のCL4強進出を決めた。

◆影山優佳(かげやま・ゆうか)2001年(平13)5月8日、東京都生まれ。16年5月に「けやき坂46」加入。23年7月に日向坂46を卒業。サッカー通として知られ、4級審判員の資格も持つ。高IQグループ「JAPAN MENSA」会員。155センチ。血液型O。

◆放送予定 欧州CLは1次リーグから決勝までWOWOWで独占生中継(放送・配信)される。ELも決勝までWOWOWで独占生中継。