<スペインリーグ:ベティス3-1Rソシエダード>◇19日(日本時間20日)◇第5節◇エスタディオ・デ・ラ・カルトゥハ
【高橋智行通信員】日本代表MF久保建英(24)の所属するレアル・ソシエダードはアウェーでベティスと対戦し、1-3で敗れ、開幕5戦未勝利となった。
オスカルソンとジャンヘル・エレーラをけがで欠く中、セルヒオ・フランシスコ監督は1-2で敗れた前節レアル・マドリード戦からスタメン3人を変更。久保は2試合ぶりに先発復帰し、4-3-3の右ウイングで出場した。
ベティスもここ3試合なく、開幕からわずか1勝で10位と勢いに乗れていない。イスコ、リカルド・ロドリゲス、アイトール・ルイバル、デオッサをけがで欠いたペジェグリーニ監督は、前節レバンテ戦からスタメン5人を入れ替え、4-2-3-1で戦った。
不調のチーム同士の対戦は、気温35度の猛暑の中でスタート。前半立ち上がりはベティスがボールをキープし、チャンスを作っていく。前半5分にロ・チェルソが放ったシュートはGKレミーロにファインセーブされた。続く7分、ロ・チェルソが左サイドから中に入り、パスを受けたクチョ・エルナンデスがペナルティーエリア内からゴール左上隅にシュートを突き刺し、先制点を記録した。
Rソシエダードはこの失点に落ち込むことなくプレーし、同13分にハイプレスをかけてベティスDF陣のミスを誘発した。ペナルティーエリア手前に流れたボールを奪ったオヤルサバルがゴール前にスルーパス。バレネチェアがGKパウ・ロペスをかわしてボールを戻し、ブライス・メンデスが正確なシュートを決めて、試合を振り出しに戻した。
それ以降は体と体がぶつかる激しい展開となり、両チームにチャンスの生まれないまま時間が経過。同34分にバレネチェアがカットインからシュートを打つが、相手GKにキャッチされた。
前半は一進一退の攻防が続き、両チームともにシュート8本と拮抗(きっこう)。1-1で前半を折り返した。
6万人の大観衆の後押しを受けたベティスは後半開始直後も有利にゲームを進めていく。同4分にフォルナルスが左サイドから入れたクロスを、レミーロがアブデと競った際にパンチングをミスしてオウンゴール。これによりベティスは再びリードした。
チャンスを作れないRソシエダードは悪い流れを断ち切るため、次々と選手交代を行っていき、同21分には久保を下げたが状況は変わらなかった。対するベティスは両サイドを広く使って攻撃し、同24分にベジェリンが右サイドから入れたグラウンダーのクロスを、フォルナルスがゴール前で合わせて2点差にした。
その後もベティス優勢の状況が続き、同27分にアブデが放ったミドルシュートはポストに当たって枠を外れた。
Rソシエダードは特に後半、何もできずに1-3で敗れた。開幕から5戦連続未勝利の3連敗、2分け3敗の勝ち点2で暫定17位のため、今節中に降格圏落ちする可能性が非常に高くなっている。
代表戦明けでわずかな準備期間しかなく、レアル・マドリード戦で今季初のベンチスタートになった久保は、2試合ぶりに先発復帰。スペインリーグ200試合出場を達成したが、不完全燃焼に終わった。
立ち上がりから対峙(たいじ)したジュニオル・フィルポの厳しいマークにあい、ボールを呼び込めない。そんな中、前半20分にブライス・メンデスの決定機をお膳立てするが、シュートは相手DFに阻まれた。
それ以降、徐々にボールタッチ数を増やしていき、同39分に自陣からドリブルを仕掛けて、ナタンのイエローカードを誘発。45分には自らシュートを打つが、DFにブロックされた。また、右足で何度かクロスを上げたものの、味方にうまく合わなかった。
後半も右サイドでプレーしたが、早々に2点目を奪われ、守備に追われる時間が長くなった。同15分には自陣ペナルティーエリア内まで戻り、相手の突破を阻止する素晴らしいタックルを見せた。
そして20分に右サイドで攻撃を仕掛けた際、ジュニオル・フィルポに激しいファウルを受けて大きく転倒し、再びイエローカードを誘発。その直後の21分、スチッチとの交代でピッチを去った。得点に絡むことはできず、自らの節目の試合を勝利で飾れなかった。