近年大きく低迷しているセビリアに売却の可能性があると、スペイン紙アス電子版が9日に報じた。
長年に渡り大株主間の激しい権力争いが続いているセビリアは近年、多額の負債に苦しんでいる。サラリーキャップ(選手の契約年数に合わせて分割された移籍金や選手年俸などの限度額)の影響を大きく受け、満足いく補強ができていない状況が続き、昨季のスペインリーグ最終成績は降格圏一歩手前の17位だった。この状況下、クラブ売却の動きが活発化しており、26年初頭に具体化する可能性があるとのことだ。
近年、複数の外国投資ファンドに興味を持たれており、クラブ関係者によると、すでに1株当たり3000ユーロ(約52万5000円)を超えるオファーが届いており、クラブの価値は3億ユーロ(525億円)に達する見込みだという。
しかし、セビリアを買収した場合、多額の負債に対応しなければならない。クラブが最近発表した負債額は1億ユーロ(約175億円)以下だが、スペインリーグを通じてCVCキャピタル・パートナーズから融資された金額を考慮すると、2億ユーロ(約350億円)を超える可能性があるとのことだ。
また、複数の外国投資ファンドに加え、アントニオ・ラッピ氏とフェデリコ・キンテロ氏という実業家たちも買収の動きを見せているという。サポーターの大多数に支持されているとのことだが、オファー額は1株当たり3000ユーロ(約52万5000円)を下回っていると同紙は伝えている。(高橋智行通信員)