<W杯杯予選欧州プレーオフ:スウェーデン3-2ポーランド>◇B組決勝◇3月31日(日本時間4月1日)◇ソルナ(スウェーデン)
6月に開幕するW杯北中米大会に出場する全48チームが出そろった。残り6枠の出場権を懸けた最後の戦いが3月31日(日本時間4月1日)に各地で行われ、欧州プレーオフ(PO)から4、大陸間POから2の計6チームが切符を手にした。W杯4度の優勝を誇る伝統国イタリアは、3大会連続で本大会出場を逃す事態となった。
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スウェーデンがミラクルを起こし、2大会ぶり13度目のW杯切符をつかんだ。欧州プレーオフ(PO)のB組決勝で実力国ポーランドと一騎打ち。2-2の後半43分、ゴール前に押し込んだ状態からFWヨケレスが決勝点を押し込んだ。PO準決勝ウクライナ戦のハットトリックに続きエースがまた勝負を決めた。欧州予選は0勝2分け4敗と1勝もできずB組最下位。しかし欧州ネーションズリーグ上位4チームに与えられた枠でPOに進出し、逆転劇を起こした。
そもそもなぜこのチームが未勝利だったのか、不思議なくらいのタレントがそろう。日本と同じ3-4-2-1布陣。アーセナルでも先発起用されるヨケレスに加え、負傷で現在は離脱中だがリバプールへ英国史上最高額の約256億円で加入したFWイサクもいる。得点力は高い。ニューカッスルで欧州CLでも突破力を披露したMFエランガやセルティック所属の技巧派レフティー、ニグレンと多彩。ボランチのアヤリはブライトンで三笘と同僚で攻守に気の利いた選手だ。
そしてミラクルの立役者はポッター監督だ。W杯切符に「信じられない夜になった」と口にした。その名前から「魔法使い」と称される。ブライトンやチェルシー、ウェストハムも指揮した英国人。昨年10月に緊急就任すると失点の多さを改善すべく3-4-2-1にシステム変更。守備となれば5-4-1のブロックを敷き、組織だった守りから前線の個性を最大化させる速攻を持ち味とした。
くしくも森保ジャパンと同じ並びで、縦へのベクトルを高めた戦い方も似通う。鏡映しのような「ミラーゲーム」が想定され、やりにくい相手とも言える。【佐藤隆志】