<ベルギーリーグ:アントワープ1-2ゲンク>◇3日(日本時間4日)◇プレーオフ2◇第1節◇ボサイル・スタディオン
【アントワープ(ベルギー)佐藤成】綱島悠斗(25)とGK野沢大志ブランドン(23)が所属するアントワープが、ホームで日本代表MF伊東純也(33)がいるゲンクに1-2で惜敗した。綱島と野沢はともにフル出場。伊東は後半14分から途中出場した。
昨年7月に国内組主体で臨んだ東アジアE-1選手権で日本代表に初選出された綱島は、安定感のあるビルドアップと最終ラインの統率、さらには積極的な攻撃参加で存在感を発揮した。
「自分たちのサッカーを整理する時間もありましたし、僕自身もすごい悔しい思いをしてたので、まあやっぱりこのウイーク明け、せっかくいい相手とできるので、自分の持ち味を存分に出したいなという思いで。今日の試合を迎えました」
チームが敗れたこともさることながら、目指すべきものがあるから、自己評価は自然と厳しくなる。「僕自身としては、まだ納得できるパフォーマンスじゃなかった」とこぼした。
そう考えるのは、日本代表のイングランド相手の歴史的勝利から刺激を受けたからだ。「僕自身まだ少ない可能性ですけど、ワールドカップ(W杯)も目標にしているので、本当にこの前のイングランド戦見ましたけど、あんだけレベル高い相手にあの素晴らしい守備陣、ビルドアップ含めてやっぱこのレベルで僕がもっと圧倒しないといけないなというのは感じました」とまた1つ基準が上がった。
E-1での代表初選出後、昨年8月に東京ヴェルディからアントワープに活躍の場を移した。それはW杯北中米大会を見据えての決断だった。イングランド戦を見て、夢舞台への思いは増した。「僕も(ピッチに)立ちたかったというのは思いますし、逆にまだまだ足りない部分がたくさんあるからこそ、ただその可能性というか、その自分自身のことを信じてはいるんで、本当に可能性がある限り狙い続けたい」と力を込めた。
普段の練習、試合ではハイレベルな相手を1対1で防ぐこと、広大なスペースがあっても守り切ることに重点的に取り組んでいる。武器である持ち上がりや最終局面の関わり方はアピールポイントとしてさらに磨きをかけている。
移籍当初は試合の脚のけいれんに悩まされた。それも改善された。「来た当初はいろんな違いで多分ストレスも感じたと思いますしま栄養面とかも今はだいぶ慣れた。栄養士さんもつけましたし、日本食が買えるところを見つけたので、食事は今はもう日本食ですね」。
プレーオフは残り9試合。ラストスパートだ。日本代表には最終ラインに負傷者が多く、まだまだ可能性は残っている。「何があるかわからないのがサッカーの世界ですし、今自分自身、厳しい立ち位置にはいますけど、2カ月後どこにいるかはわかんないので、そこの可能性を信じてやるしかない」と言い聞かせた。