【欧州CL】バルセロナが異議申し立て Aマドリード戦のノーハンド判定巡り 準々決勝第1戦

バルセロナは9日、前日にホームで行われた欧州チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝第1戦アトレチコ・マドリード戦で起こったノーハンドの判定について、UEFA(欧州サッカー連盟)に正式に異議申し立てを行ったことを発表した。

この試合では0-1で迎えた後半開始後、Aマドリードに物議を醸すシーンがあった。後半9分のゴールキックの際、GKムッソが横に蹴ったボールをDFプビルが手で止め、プレーを再開した。主審はインプレーではないと判断したものの、バルセロナはムッソがボールを蹴った時点ですでにプレーが始まっていると考え、本来ならハンドが取られるべきであったにもかかわらず、PKの笛が吹かれなかったことに憤慨した。

フリック監督も試合後「相手選手がペナルティーエリア内でボールに手で触った場面で、なぜVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)が介入しなかったのか理解できない。誰にでもミスはあるが、VARは何のためにあるのだろうか?PKが与えられ、2枚目のイエローカード、つまりレッドカードが出されるべきだった」と不満を述べていた。

ノーハンド判定に不満を持ったバルセロナは試合翌日の9日、公式声明でUEFAに正式な異議申し立てを行ったことを発表。「主審の判定は現行のルールに反しており、それが試合展開および結果に直接影響を与えたと考えている」と見解を述べ、「クラブは調査の開始、審判団の通信記録へのアクセス、そして必要に応じて、ミスの正式承認と適切な措置の採択を要請した」と訴えた。

続けて「バルセロナは近年の欧州CLにおいて、理解しがたい判定がチームに深刻な損害を与え、明らかな不利益を生み出し、他のクラブと対等の条件で戦うことを妨げられたのは今回が初めてではないと考えている」と欧州の大会で不当な扱いを受けていることを強調した。

バルセロナはこの後、14日にアウェーで行われる第2戦で逆転勝利を目指すことになる。(高橋智行通信員)