Rソシエダード久保、スペイン国王杯Vプロ初タイトル!後半43分から出場し延長経てPK戦制す

<スペイン国王杯:Aマドリード2-2(PK3-4)Rソシエダード>◇18日(日本時間19日)◇決勝◇エスタディオ・ラ・カルトゥーハ・デ・セビリア

【セビリア=高橋智行通信員】レアル・ソシエダードの日本代表MF久保建英(24)が、プロ初となるタイトルを獲得した。2-2で90分を終え、延長戦でも決着がつかず、PK戦を制した。長期離脱から復帰したばかりの久保はベンチスタートとなったが後半43分から出場。欧州チャンピオンズリーグで4強入りした強豪Aマドリードを相手に死闘を演じた。

試合は前半開始14秒でRソシエダードが先制した。FWゲデスが左から送ったクロスボールを右MFバレネチェアが相手と競り合い、ヘディングシュート。緩やかな孤を描いたボールはコースが良く、左角上へ吸い込まれた。

前半19分にAマドリードMFルックマンに左足でゴールをたたき込まれ、1-1の同点とされた。拮抗した展開となった中、前半43分にFKからゲデスが倒されてPKを獲得。同46分にFWオヤルサバルが左足で決めて1点リードでハーフタイムを迎えた。

後半は1点を追うAマドリードが猛攻を仕掛けた。守りを固め、逃げ切りを図ったRソシエダード。しかし終盤に追いつかれた。後半38分、ゴール前で左右に揺さぶられ、最後はエースFWフリアン・アルバレスに豪快な左足シュートを決められた。2-2となったところで、満を持して攻撃のキーマンとして残しておいた久保の登場となった。

後半43分からの出場。3カ月近くに及ぶ長期離脱を経て1週間前に復帰したばかりだが、右MFに入った。最終盤も押し込まれピンチの連続となったが、しのいで延長戦へ持ち込んだ。

仕切り直しとなった延長戦。前半8分に久保が右でボールを受けてカットインからヒールパス。残したボールを味方選手がシュートし、相手GKムッソがセーブしたこぼれ球をフリーとなったFWセルロートがビッグチャンスを迎えた。しかし左足シュートはムッソの阻まれ、勝ち越し点とはならなかった。

後半も膠着(こうちゃく)状態が続き、両チームに勝ち越し点は生まれず。決着はPK戦に持ち込まれた。

ここでRソシエダードGKマレロが1人目、2人目とシュートストップ。久保はキッカーとしての出番はなかったが、4-3と制すと歓喜の輪に加わった。チームは19-20年シーズン以来となる4度目の優勝を果たした。

久保にとっては16歳でFC東京とプロ契約して以来、初のタイトル獲得。日本代表でワールドカップ(W杯)北中米大会優勝を目指す中、弾みが付くメジャー大会制覇となった。