<スコットランドリーグ:セルティック3-1ハーツ>◇16日◇第38節(最終節)◇セルティック・パーク
日本代表FW前田大然(28)のセルティックは首位だったハーツを3-1で破り、5季連続56度目のリーグ優勝を果たした。フル出場した前田は1-1の終盤に勝ち越し点を決め、公式戦6試合連続得点で今季リーグ戦14点目、公式戦通算16得点とした。
VARの結果、ゴールが認められると、前田は感極まった。引き分けのままなら優勝を逃すという一戦。1-1の後半42分、左からの折り返しに飛び込み、右足で合わせてネットを揺らした。当初の判定はオフサイド。だが、VARで勝ち越し点が認められると、エースFWはピッチに突っ伏し、両手で顔を覆った。
本拠地のセルティック・パークに前田のチャント(応援歌)が響き渡った。1950年代に大ヒットしたロックバンド・チャンプスの「テキーラ」が原曲で、サポーターはサビの部分の「テキーラ」を「マエーダ」に替えて大合唱した。
後半アディショナルタイムにもカウンターからFWオスマンドが追加点。勝利を確信したファンがピッチになだれ込む混乱もあった。前田は試合後に自身のSNSを更新。「これまでのサポート、ありがとう。すてきな夜を過ごしてください」と記した。
チームは昨年10月にロジャーズ監督が辞任。オニール監督が暫定的に指揮を執った後、昨年12月に就任したナンシー監督も成績不振で解任され、再びオニール監督が今季終了まで率いることになった。
そうした混乱の中、前田も1月中旬から出場17試合連続で無得点と苦しい時期があった。だが、日本代表のゲームキャプテンとしてグラスゴーでスコットランド撃破に貢献した後、徐々に調子を上げて直近の公式戦6戦連発で8得点。試合前日には2大会連続のW杯メンバー入りが決まり「自分らしく、がむしゃらに走って戦う」。日本の快足アタッカーはセルティックを逆転優勝に導くゴールを決め、大舞台に弾みをつけた。