「スコットランドの恥」V逃したハーツが声明、5連覇セルティックのサポーターのピッチ内侵入に

ハーツ公式サイトの声明文

<スコットランドリーグ:セルティック3-1ハーツ>◇16日◇第38節(最終節)◇セルティック・パーク

スコットランドリーグで1959-60年シーズン以来、66年ぶりの優勝を逃したハーツが18日までにクラブ公式ホームページで声明を公開した。16日に1-3で敗れ、5連覇を許した日本代表FW前田大然(28)のセルティックとの最終節アウェー戦での相手サポーターの行為を「スコットランドの恥」と厳しく非難した。

3点目の得点を決められた後の試合終了間際だった。

同クラブによると、勝利を確信したとみられるセルティックのサポーターがピッチ内に侵入。選手やスタッフらに身体的、精神的な危害を加えたとしている。

これに対し、ハーツは「スコットランドサッカー界に再び恥辱をもたらした」と声明を公開した。

一連の騒動には「選手やスタッフがこのような状況に置かれたことは、断じて容認できない」とし、調査に向けて現地警察と協議をしているという。

また、SNSには涙を浮かべてユニホームのまま本拠地に戻る選手の写真もアップされていた。

この背景については「スタジアム内の不穏で危険な雰囲気を鑑み、弊社スタッフは試合後のメディア対応を行わず、直ちに退場せざるを得ませんでした。メディア関係者の皆様には深くお詫び申し上げますが、このような容認しがたい状況下では、スタッフの安全確保が最優先事項でした」と説明している。

さらには「ピッチへの乱入により試合は混乱した形で終了し、試合がきちんと終了したのかどうか誰も分からなかった」とも主張していた。

首位だったハーツは、2位セルティックと勝ち点1差で最終決戦を迎えた。

前半43分に右CKをFWシャンクランドの先制弾で好スタートを切った。しかし、前半終了間際に味方のハンドで与えたPKをセルティックのMFエンゲルスが決めて追いつかれ、後半42分には前田の逆転弾を浴びた。

半世紀以上遠ざかっている優勝を小差で逃す幕切れとなったが、「今シーズン、ハーツはスコットランド国内だけでなく、世界中のサッカーファンの心を掴みました。今シーズン、クラブに誇りをもたらしてくれたデレク・マキネス監督、スタッフ、トップチーム、そしてサポーターの皆様に敬意を表します。彼らは誰一人として、あの恥ずべき光景に晒されるべきではありません」と呼びかけている。

Xでは「スコットランドサッカー史でも大きな意味を持つ試合だったという前提あってのこの試合」「ハーツの選手たち、タイトル逃してすぐ帰って着替えもせずに到着とか…この写真マジで悲しすぎて胸痛むわ。250日リードして最後に逆転負けとか、サッカー残酷だよな。」など日本サッカーファンから同情の声があった。