Rソシエダード、リーグ戦8試合勝利なく10位で終了 久保2試合連続出場なし/通信員リポート

久保建英(2025年11月撮影)

<スペインリーグ:エスパニョール1-1Rソシエダード>◇23日(日本時間24日)◇第38節◇RCDEスタジアム◇2万8012人

【バルセロナ=高橋智行通信員】レアル・ソシエダードの日本代表MF久保建英(24)は、最終節のエスパニョール戦にベンチ入りしたが出番がなく終えた。チームは1-1で引き分け、リーグ戦8試合勝利がない低調な状態で25−26年シーズンの全日程を終了している。今季のリーグ戦を38試合11勝13分け14敗、勝ち点46の10位という成績で終え、来季はスペインリーグ、国王杯、欧州リーグ、スペイン・スーパーカップの4大会に挑戦する。

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Rソシエダードはスペイン国王杯に優勝し欧州リーグの出場権を獲得した後、リーグ戦7試合勝利なく、勝ち点45の10位と不調が続いていた。ゲデス、ゴロチャテギ、バレネチェア、オドリオソラをけが、さらに開始直前に問題を抱えたレミーロを欠く中、マタラッツォ監督は大幅なローテーションを実施し、前節バレンシア戦からスタメンを7人変更。システムは4−2−3−1で、久保は2試合連続でベンチスタートとなった。

欧州カンファレンスリーグ出場権獲得の可能性がわずかに残るエスパニョールは、2連勝と上り調子で、勝ち点45の11位。プアドとウンゴニエをけが、ポル・ロサーノを出場停止で欠いたマノーロ・ゴンサレス監督は、残留を決めた前節オサスナ戦から先発7人を入れ替え、4−4−2で臨んだ。

スタンドがエスパニョールカラーの青白で染まった後で試合がスタート。前半は今季を勝利で締めくくりたいRソシエダードがボールをキープし、エスパニョールがスピーディーなカウンターを仕掛ける展開となった。

熱狂的な応援を受けたエスパニョールは序盤、RソシエダードDF陣の背後を突き、チャンスを次々と作っていく。しかし、14分にスベルディアのミスで得たロベルト・フェルナンデスの決定機はGKマレーロにセーブされ、その2分後のロカのミドルシュートもキャッチされた。

左サイドを起点に徐々に攻撃を仕掛けていったRソシエダードは、20分にオスカルソンがチーム最初の枠内シュートをGKフォルトゥーニョに防がれた後、29分にセルヒオ・ゴメスが左サイドから入れたグラウンダーのクロスをゴール前で滑り込みながらで合わせ、先制点を記録した。

この得点で勢いに乗ったRソシエダードは41分に追加点のチャンスが訪れるも、トゥリエンテスのスルーパスで抜け出したオチエングがシュートを失敗した。

後半はいきなり両チームが攻める展開となった。Rソシエダードは2分にオスカルソンがスチッチのマイナスのパスをダイレクトで合わせたが、フォルトゥーニョに触られた後、ゴールライン上でルベン・サンチェスにカットされた。エスパニョールはその直後、ペレ・ミジャが至近距離から強烈なシュートを打つも、GKマレーロの正面を突いた。

その後はエスパニョールの時間が続き、9分に右サイドを起点とした攻撃からドランがゴールネットを揺らしたが、VAR確認後、その前のプレーでジョフテがファウルを取られノーゴール。続く13分にはジョフテがマレーロとの1対1を決められなかった。

エスパニョールは攻撃の手を緩めず、20分に待望の瞬間が訪れる。ペレ・ミジャが巧みなフェイントで相手の守備網を突破し、ゴール前でパスを受けたロベルト・フェルナンデスが同点弾を記録した。

Rソシエダードはこの悪い流れを断ち切るため、32分にエースのオヤルサバルを投入し、終盤に調子を取り戻す。そして41分にスチッチがフォルトゥーニョとの1対1のチャンスを迎えるも、活かすことができず、またもや逃げ切りに失敗して1−1で引き分けた。

マタラッツォ監督は試合後の会見で「何が起きたのか理解しているので、非常にポジティブだ。もし国王杯決勝がシーズンの最後に開催されていたら、我々は勝ち続けていたと確信している」「来季に向けて何をすべきか明確に分かっているが、それは内部でよく話し合うべきことなので、今はコメントを控えたい」などと話した。

前節バレンシア戦で負傷後初めて90分間ベンチを温めた久保は、2戦連続のベンチスタート。後半開始直後にアップを開始するも、再び出番のないまま試合を終えた。

2度のけがに苦しめられた25−26年シーズンのスペインリーグを、24試合(先発17試合)、1508分出場、2得点4アシスト、MVP4回という成績で終えている。