【欧州CL】パリSG2連覇!アーセナルとの120分死闘からPK戦制す Rマドリード以来偉業

優勝トロフィー「ビッグイヤー」を掲げるパリSG主将のマルキーニョス(ロイター)

<UEFAチャンピオンズリーグ:パリSG1-1(延長、PK戦4-3)アーセナル>◇30日(日本時間31日)◇決勝◇ハンガリー・ブダペスト

パリ・サンジェルマン(フランス)が死闘の末に2連覇を達成した。初優勝を狙ったアーセナル(イングランド)に延長1-1からのPK戦を4-3で制し、2シーズン連続2度目の優勝。8シーズン前のRマドリード以来、前身の欧州チャンピオンズ杯も含め9チーム目の欧州連覇となった。また、ルイス・エンリケ監督は3度目の栄冠に輝いた。

先制点はアーセナルだった。立ち上がりの前半6分、パリDG・DFマルキーニョスのクリアボールがMFトロサールの体に当たり、DFラインの背後に転がる。素早く拾ったFWハバーツがドリブルで左サイドからゴール前まで持ち込み、角度のない中、左足でニア上を射抜きゴールを奪った。

1点をリードすると、今大会14試合でわずか6失点のアーセナルは、組織だった堅い守備を披露した。自陣に4-4-2のブロックを敷き、パリSGの攻撃をしっかり受け止めた。閉じられた中央からデンベレ、ドゥエのフランス代表FWコンビがこじ開けようと侵入してくるも、DFライン中央のガブリエウとサリバが体を張って食い止めた。

左サイドから仕掛けるFWクバラツヘリア、DFヌーノ・メンデスに危ない場面を作られても、中央でしっかりはね返した。

1点を追う王者パリSGは後半、一瞬のスキを逃さなかった。同17分、クバラツヘリアがデンベレとのワンツーでペナルティーエリア内へ侵入。鋭い動きに対応が遅れたアーセナルDFモスケラはクバラツヘリアを後方から倒してPKを献上した。VARチェックを経て同20分、パリSGはデンベレがゴール左隅へ右足シュートを決めた。1-1の同点となった。

追い付いたパリSGは猛攻を仕掛け、決定機をつくった。後半32分、クバラツヘリアが左サイドからドリブルで持ち込み、左足シュート。相手DFの足に触れ、左ポストに当たって外れた。同44分、MFビティーニャの右足シュートはゴールわずかに上へ外れた。アディショナルタイムの同52分、バルコラが俊足を生かして左から一気にゴール前へ持ち込み左足シュートを放つも、ゴール左外へそれた。延長戦に突入した。

2015-16年のレアル対アトレチコのマドリード・ダービー以来となる決勝の延長戦。拮抗した展開で時間が過ぎる中、アーセナルは延長前半12分、途中出場のFWマドゥエケが右からドリブルでエリア内へ切り込む。パリSGのヌーノ・メンデスに倒されたが、PK判定はなし。激しく異議を唱えたMFライスとアルテタ監督にイエローカードが出た。

互いに譲らず、延長後半もスコアは動かない。パリSGがクロスボールから好機を作るも、アーセナルGKラヤが勇気を持って前へ飛び出しクリア。アーセナルの堅守は決勝の舞台でも際立った。

そして試合はPK戦へともつれ込み、パリSGが4-3で制した。17-18年のレアル・マドリード以来となる連覇を達成した。