アトレチコ・マドリードが今夏再び、パリ・サンジェルマンの韓国代表MF李康仁(イ・ガンイン=25)を獲得候補に挙げているとスペイン紙マルカ電子版が4日に報じた。
Aマドリードは何年にもわたって興味を示してきたイ・ガンインを、1月の移籍市場で獲得に動くも実現できなかった。しかし今夏再び諦めることなく、有力候補の一人に挙げているとのことだ。
同紙は現在の状況について、パリ・サンジェルマンはAマドリードが再び狙っていることを承知し、選手本人もマドリード行きを強く望んでいるため、移籍の可能性がこれまで以上に高まっていると伝えている。また、パリ・サンジェルマンはイ・ガンインの出番の少なさや契約が2年後の28年6月30日に満了することを考慮し、Aマドリードのオファーに耳を傾ける姿勢を示しているとのことだ。
一方、Aマドリードは移籍金が高額になることを認識しつつも、全力を尽くすつもりであるという。同紙はその理由として、イ・ガンインをトップ下やサイドで十分な戦力になると評価していることに加え、アジア市場で大きな恩恵を受けられることを挙げている。さらに、Aマドリードが今夏検討している韓国ツアーの目玉選手になるとも考えられている。
この移籍に関してはまた、Aマドリードのスポーツディレクターを務めるマテウ・アレマニーがイ・ガンインと旧知の仲であることも大きく影響するだろう。アレマニーはバレンシアのゼネラルディレクター時代、下部組織に所属していたイ・ガンインの契約を18年夏に4年延長して契約解除金を8000万ユーロ(約148億円)に設定し、17歳の時、トップチームに昇格させた人物である。
イ・ガンインは23年夏にマジョルカから移籍金2200万ユーロ(約40億7000万円)でパリ・サンジェルマンに加入した。今季は公式戦39試合に出場し、4得点5アシストを記録しているものの、先発の機会は多くない。2連覇を果たした欧州チャンピオンズリーグでは準々決勝第2戦以降、一度も出番がなかった。(高橋智行通信員)