エンリケ・リケルメ氏はレアル・マドリードの会長に就任した場合、レッドブルのグローバルサッカー部門責任者ユルゲン・クロップ氏(58)に次期監督のオファーを出すと宣言した。
7日に行われるRマドリードの会長選に立候補しているエンリケ・リケルメ氏は5日、監督人事に関する声明を発表。まず、自身が会長に就任した場合、クラブのスポーツディレクターを務める予定のラウール・ゴンサレス氏がクロップ氏を候補に挙げていることを伝えた。
さらにその声明で、「我々は現代最高の監督の1人について話している。しかし何よりも、我々が話しているのはクラブの歴史の偉大な時代において、常に特徴づけてきた競争力のあるインテンシティー、日々の厳しい要求、プロ意識、実力主義、ロッカールームの結束、仕事をうまくやり遂げる喜びをレアル・マドリードに取り戻すことのできるリーダーについてである。その監督はユルゲン・クロップ氏だ」と次期監督として最適であることを強調した。
続けて、「ユルゲン・クロップ氏が短期間で監督職に復帰する意思がないことを公に表明し、数多くのオファーを断ってきたことは承知している。だからこそ、Rマドリードの挑戦は他と違うと我々は考えている。なぜなら、偉大なクラブはいくつもあるが、Rマドリードは唯一無二の存在だからだ。伝統や未来、価値観や野心、感情や卓越性を融合できる組織はひとつしかない。そのため、次の日曜日に会員の皆様の信頼を得られた場合、我々のスポーツプロジェクトやRマドリードの新時代をベンチから率いてほしいという意向を直接伝えるため、6月8日にラウール・ゴンサレス・ブランコがユルゲン・クロップ氏と連絡を取る予定だ」と明言した。
しかしこの声明発表直後、クロップ氏の代理人を務めるマルク・コジッケ氏から反応があったという。スカイスポーツ・ドイツ版が確認したところ、「迷惑だ。ユルゲン・クロップはレッドブルでの役割に幸せを感じており、クラブの監督として働く野心はない」との回答を受けていた。
同様にドイツ紙ジュートドイチェ・ツァイトゥング(南ドイツ新聞)も、「ユルゲン・クロップはレッドブルでの役割に満足しており、クラブの監督として働く意思はない」とマルク・コジッケ氏がクロップ氏の考えを伝えている。(高橋智行通信員)