カボベルデDFがW杯最優秀ゴールに選出 衝撃弾に母は気絶 前田大然はノミネートも受賞逃す

アルゼンチン戦の延長前半、同点に追い付く「スーパーゴール」を決めるカボベルデDFシドニー・ロペスカブラル(ロイター)

国際サッカー連盟(FIFA)は28日、ワールドカップ(W杯)北中米大会のベストゴールに、カボベルデDFシドニー・ロペスカブラル(23=ベンフィカ)が決勝トーナメント1回戦アルゼンチン戦で決めたゴールに選出されたと発表した。

延長前半13分、左サイド深くまで進入し、カットインから右足で内巻きのシュートを逆サイドネットに突き刺した。

「自分はいったい何をやったんだと思った。信じられなかった。チームメートたちを見て、みんな叫んだり、頭を手で抱えたり、大喜びしていた。何も考えずに走り出した。それから、ワールドカップで素晴らしいゴールを決めたということが実感できた。ワールドカップでただゴールを決めるだけでも誰もが夢見ることだが、あれほど大きな舞台で、あれほど大きな相手からあんな形で決めるというのはとんでもないことだった。本当にうれしかった」

オランダ・ロッテルダム生まれの23歳。両親がカボベルデにルーツがあり、同国代表を選んだ。3年前までドイツ5部リーグでプレーし、ゴミ袋をカーテン代わりに使う生活をしていたが、驚異的な飛躍を遂げた。見事なシンデレラストーリーが大舞台で花開いた。

母親と恋人のもとにかけ寄ると、母親は泣きながら気を失っていたという。前回覇者に対する一撃は、それほど衝撃的な得点だった。

日本は、FW前田大然(28=イプスウィッチ)の1次リーグ第3戦スウェーデン戦の得点がノミネートされていたが、受賞を逃した。