フランスサッカー協会(FFF)は28日、ジネディーヌ・ジダン氏がフランス代表監督に就任したと発表した。次回30年のFIFAワールドカップ(W杯)スペイン、ポルトガル、モロッコ大会まで指揮を執る。
同国は2大会ぶり3度目の優勝を狙ったFIFAワールドカップ(W杯)北中米大会で4位に終わった。12年から同国を率いたディディエ・デシャン監督は今大会限りで退任した。
会見での発言を、レキップ紙電子版が伝えている。
ジダン氏はフランスサッカー連盟の職員たちに感謝の意を表した。
「これは、ある意味では夢だ。私が活動休止していたこの4~5年の間、クラブの指揮を執るよういくつかのオファーがあった。しかし、フランス代表のためにそれらすべてを断った。レアル・マドリードでの経験を経て、私がやりたかったのはそれだけだったからだ。子供の頃からフランス代表を知り、ミニミン(最年少カテゴリー)から始まり、A代表という頂点に至るまで、すべての段階を歩んできた。私を奮い立たせる唯一のことは、このチームが勝ち続けられるようにするために、チームのために働くことだ」
その上で前任者への敬意を示した。
「DD(デデ=ディディエ・デシャン監督の愛称)、君のこれまでの活躍、本当によくやった。この場を借りて、君をたたえたい。新しいスタッフ陣と共に、新たな段階が始まる。私はこのチームのために全力を尽くすつもりだ。早く始動できるのが待ち遠しい」
ジダン氏は代表監督になる意味をこう評した。
「これはとてつもない喜びだ。今日、このようなことが自分に起こって本当にうれしい。今は感情を抑えているが、心の中は感動でいっぱいだ。この挑戦に備える準備はできている。それが私の原動力だ」
そしてチームが目指すべきスタイルについて言及した。
「プレースタイルについては、まもなくお見せする。次の記者会見で説明するつもりだ。私はゲームに情熱を注いでいる。かつては10番としてプレーしていたが、私を駆り立てるのはゴールを決めること、そしてプレーそのものだ。私は25年間スペインで暮らして来た。それがどういうことか、皆さんご存じだろう。ピッチ上では、私はリーダーだった。今日、私は自分の経験と、監督としての信念を通じて、再びリーダーになりたいと思っている。その姿は、皆さんがゆっくりと目にしていくことになるだろう」
エースFWエムバペについてはこう述べた。
「キリアン(エムバペ)とはまだ話を交わしていない。彼にとって最も重要なのは、この長いシーズンを終えて休息をとることだ。9月には彼や他の選手たちと話す機会があるだろう」
そして新しいフランス代表に自信を示した。
「人材もそろっているし、素晴らしいチームもある」とジダン氏は語る。「彼らに私の戦術構想を説明していくつもりだ」(松本愛香通信員)