国際サッカー連盟(FIFA)のジャンニ・インファンティノ会長(56)は7月31日、声明を出し、FIFAの子会社設立案中止を発表した。
同会長が、世界最大級イベントのワールドカップ(W杯)をはじめとする主催大会の商業活動を主に担う子会社「FIFAフォワード・エンタープライズ」の設立を提案。一部株式を外部投資家に売却することで商業主義を今まで以上に加速させ、伝統あるW杯の形態そのものが崩れる懸念が出ていた。各所から大きな反発を招き、FIFAは設立案を撤回するに至った。
以下、声明全文
FIFA会長声明
FIFAフォワード・エンタープライズ・プロジェクトは、FIFA加盟協会とサッカー界を世界規模で、特に支援を最も必要としている国々において、さらに強化するための基盤を築くことを目的としていました。そして、当初から申し上げたように、FIFA加盟協会の過半数の支持を得た場合にのみ実施し、FIFA理事会、各大陸連盟、そしてより広範な関係者との協議プロセスを経る必要がありました。
あらゆる意見に耳を傾けた結果、このプロジェクトは、支持の度合いに関わらず、当初の目的とは相容れない分裂を生み出してしまったことが明らかになりました。
私たちの目的は常に、そしてこれからも、団結と向上にあります。
したがって、この提案は中止となります。
今後、私は数日から数週間のうちに、サッカーへの共通の関心という精神のもと、すべての関係者を再び結集させ、特に支援を最も必要としている国々において、世界中でサッカーを発展させ続けることを目指します。