メッシ「父さんは『僕たちがPK戦で決勝に負けた』と思っていた」生前の父との対面シーン明かす

6月16日のW杯北中米大会、アルゼンチン対アルジェリア 前半、先制ゴールを決め、空を指さすメッシ(ロイター)

サッカーのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(39=インテル・マイアミ)が13日、自身のインスタグラムを更新。7日に68歳で亡くなった父ホルヘさんを悼むと同時に「どうやって続ければいいのか分からない」など、引退の示唆とも感じとれるコメントを残した。

メッシは在りし日の父とのツーショット写真とともに長文を掲載。「父さん、あなたがいなくなったことを、まだ信じられない。実感が湧かないというより、実感したくないんだと思う」と現在の心境を語り「父さんは、僕に最後のワールドカップに出てほしいと何度も話していた。大会が始まる数日前、父さんの容体はさらに悪くなった。父さんが大会に来られないのは初めてだった。試合が終わるたびに、父さんからのメッセージを待っていた。そして、父さんの状況が本当に深刻なんだと初めて実感した。それでもできるだけ勝ち進むことだけを考えていた。父さんに1試合でも見てもらいたかったから」と大会中の心の葛藤を振り返った。

だが「優勝トロフィーを父さんに、もう1度見せたかった。でも、できなかった。足が動かなかった」と、決勝ではすでに足が思うように動かなくなっていたことを告白。アルゼンチンに戻り「父さんは『僕たちがPK戦で決勝に負けた』と思っていた。何も話すことができなかった」と、父と対面した時の様子を語った。

そして「父さんなしで、これからどうすればいいのか分からない。どうやって前に進めばいいのかも分からない。僕はあとどれくらいサッカーを続けるのか、自分でも分からなくなっている」と現役生活ほ続けるかどうかの迷いを吐露。「安らかに眠ってください。そして、いつものように、上から見守っていてください。すべてをありがとう」と、しめくくっていた。