サッカーのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(39=インテル・マイアミ)が13日、自身のインスタグラムを更新。7日に68歳で亡くなった父ホルヘさんを悼んだ。
メッシが自身のインスタグラムで発表した父ホルヘさんへの追悼文の全文は以下の通り
父さん、あなたがいなくなったことを、今も信じられない。実感がわかないというより、実感したくない。もう話すことができないなんて想像するのが本当に難しい。
苦しんでいたことは分かっていたし、それがあなたにとって最善だったことも分かっている。でも早すぎる。一緒に楽しめることがたくさんあった。
W杯に出てほしいとずっと言っていた。だが大会前に父さんの容体は悪くなった。父さんが大会に来られないのは初めてだった。でも母さんは「旅行できるくらい元気になるよ」と言っていた。僕も父さんに「僕たちは決勝まで行くから試合を見に来られるよ」と言っていた。
試合が終わるたびに、父さんからのメッセージを待ち続けていた。その時に本当に深刻なんだと初めて実感した。それでも僕は勝ち進むことだけを考えていた。1試合でも見てもらいたかった。
ぼくたちは決勝にたどり着いた。でも、父さんは来られなかった。優勝して、そのトロフィーを父さんのところへ持っていって、もう1度見せてあげたかった。でも、もう足が動かなかった。自分に逆らおうとしたけど無理だった。身体の調子はよくならなかった。
僕が帰ってきたとき、父さんは「僕たちがPK戦で決勝に負けた」と思っていた。その時、起きたことを何も話すことができなかった。
僕たちは世界王者にはなれなかったけど、1試合1試合を本当に楽しんだ。またもや父さんの言う通りだった。僕は大会でプレーしなければならなかった。
今これを話しているのは、僕たちが話せなかったことは、それだけだから。その他のことは、父さんは全部知っている。僕たちは毎日話していたし、僕の仕事で会えないとき以外は、いつも一緒だった。
父さんがいなくなって、どうすればいいのか分からない。どのように前に進めばいいのかも分からない。僕はサッカーをしてきただけだけど、あとどれくらいサッカーを続けるのか、自分でも分からなくなっている。
父さんはずっと僕のそばにいてくれた。あと少しで最後まで一緒だったのに。どうして、あと少しだけ頑張ってくれれば、最後まで一緒にいられたのに。父さんにとっての幸せは、家族が元気に過ごしていることだった。そして他人には言わないけど、何よりの幸せは僕のプレーを見ることだった。
僕が小さい頃、父さんは仕事から帰ってくると、僕を練習へ連れて行ってくれた。仕事があると、母さんが僕を連れて行ってくれた。もちろん、試合は欠かさず来てくれた。僕のプレーを見ながら、苦しんで、また喜んでいた。父さんはあまり褒めてはくれなかったけど。
父親であり、友人であり、代理人でもあった。どんな時もひとつも間違えなかった。言い争いや意見の衝突はあったけど、結局いつも父さんが正しかった。最後には、父さんが言っていた通りになった。
父さんのことが、これから本当に恋しくなるはずだ。でも父さんはこれからもずっと僕のそばにいてくれる。特に僕の子どもたちの教育について、僕は父さんが僕にしてくれたように、教育して育てていく。
安らかに眠り、上から私たちを守ってください。すべてに感謝します。愛してるよ、パパ。