メッシ、代表引退表明「もう出し切るものは何も残っていません」「心の奥底では痛みを…」/全文

アルゼンチンFWメッシ(ロイター)

アルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(39=インテル・マイアミ)が31日までに自身のインスタグラムを更新。代表引退を表明した。

手紙の写真とともに「決勝戦から時間がたち、じっくりと考えた末に、代表チームを引退することを皆さんに伝えたいと思います」と決断を明かした。さらに「辛い決断でしたし、今も心の奥底では痛みを感じていますが、潮時であることは理解しています」「持てるものはすべてささげました。もう出し切るものは何も残っていません」などとつづった。

2005年に18歳で代表デビューし、W杯は06年ドイツ大会で初出場。5度目のW杯だった前回カタール大会で自身初の優勝を遂げた。歴代最多タイの6度目の出場となった北中米3大会は8点を挙げるなど活躍し、2連覇を目指したチームを決勝まで導いた。W杯通算21得点は歴代2位。

 

全文は次の通り。

決勝戦から時間がたち、じっくりと考えた末に、代表チームを引退することを皆さんに伝えたいと思います……。

辛い決断でしたし、今も心の奥底では痛みを感じていますが、潮時であることは理解しています。誓って言えるのは、あらゆるタイトルを手にしたここ数年だけでなく、それ以前から常に全力を尽くしてきたということです。このユニホームのために戦い、ピッチ上で持てる力のすべてを出し切りました。サッカーを通じて皆さんに喜びを届け、アルゼンチン人であることを誇りに思ってもらいたかったからです。

時間は限られており、一つの章は終わりを迎えるものです。そして、この章の終わりは私にとって深く心に響くものです。私は代表チームの一員であることを愛してきましたし、これからもずっと愛し続けるでしょう。持てるものはすべてささげました。もう出し切るものは何も残っていません。それに、ここには素晴らしい若手選手たちが台頭してきており、彼らこそがこの場所にふさわしいのです。

この20年間、たくさんの愛情を注いでくれてありがとう。ピッチから皆さんの声援が聞こえなくなるのは、本当に寂しいことです。これからは私も皆さんと同じ一人のファンとして、外から応援し、支えていきます(良い時も、そして悪い時も、特に悪い時こそ)。

いつもそばにいて、美しくも困難なこの旅路を共に歩んでくれた家族に感謝します。この道を共に歩んだすべての監督、チームメート、関係者の皆さんにも感謝を。忘れられない思い出と瞬間を胸に刻んでいきます。

チームメートと共に、かつては夢でしかなかった瞬間を皆さんに届けられたという安らぎと誇りを胸に、私は去ります。皆さんと共にこの経験ができたことは、素晴らしいことでした。愛しています!

私をアルゼンチン人として生んでくれた神に感謝します。

行こう、アルゼンチン!

*この言葉は決勝戦の2日後、7月21日に書いたものです。今日、父に起きた出来事を経て、その思いは以前にも増して確固たるものになりました。