佐藤龍之介は出番なし、バレンシアのサンチェス暫定監督「かなり悲しい気持ちでここを去る」

佐藤龍之介(2025年11月)

<スペインリーグ:バレンシア2-3Rソシエダード>◇20日◇第7節◇メスタージャ

【バレンシア(スペイン)=高橋智行通信員】バレンシアのMF佐藤龍之介(19)はホームのレアル・ソシエダード戦でベンチ入りしたが、出番がなかった。チームは2-3で競り負けた。レアル・ソシエダードのMF久保建英(25)も出場機会なし。日本人対決は実現しなかった。

バレンシアは2連勝を達成できず、勝ち点4で降格圏の19位に沈んだままだが、試合後、闘争心を見せたことでサポーターから大きな拍手が送られていた。

オスカル・サンチェス暫定監督は、これまでと違って試合終了時に観客から拍手が送られたことについて「かなり悲しい気持ちでここを去る。選手たちはサポーターが何を求めているか十分に理解していると思う。チームは最後まで闘志を失わず、勝利を目指していた。試合には様々な局面があったが、チームには活力があり、状況を好転させたいという意欲があることを示せたと思う。試合を通じて応援してくれたメスタージャのサポーターに感謝しなければならない。今日は本当に素晴らしかった」と語った。

記者会見での主な一問一答は以下の通り。

-暫定監督としてチームを率いたこの2試合で、マヨールやアイマール・ブラスケスなど、下部組織の選手を積極的に起用したことについて

「バレンシアは歴史的にアカデミーを重視するクラブだ。トップチームに所属する選手だけでなく、プロサッカー界でプレーしている選手たちを見てもそうだ。そして、今後もそれを維持していかなければならない。彼らは必要とした時、いつでも力になれる準備ができていることを証明してくれた。結果は残念だが、2人を称賛しなければならない」

-Rソシエダード戦について

「前半はボールロストが多すぎたと思う。それが原因でラ・レアル(Rソシエダード)に走られ、チャンスをつくられてしまった。また、ボールを持った時にチームの距離が間延びしすぎていた。後半はオトルビの投入で、そのサイドからより奥行きのある攻撃を仕掛けようとした。スペースを突く攻撃がやや足りなかったが、オトルビならそれができると分かっていた。チームもそれをよく理解しており、彼のことを何度も探していたよ。その意味で、1-1の同点時に2-1にするチャンスが何度もあったと思う。残念だったのは、後半31分のPKでラ・レアルに再びリードを奪われてしまったことだ。それでもチームは、リードを許した状況下では追いつこうとする気概や魂、その前の同点時には勝利を目指そうとする意欲を見せたと思う。それこそが選手たちに求められる姿勢だよ」