レアル・マドリードのモウリーニョ監督(63)が敗北したアトレチコ・マドリード戦後、「明らかなレッドカードが2枚あった」と判定を批判した。
Rマドリードは20日にアウェーで行われたスペインリーグ第7節でアトレチコ・マドリードと対戦した。前半は拮抗(きっこう)した展開で無得点に終わり、後半開始直後のプレーで試合に大きな変化が訪れた。
後半7分にハイセンがペナルティーエリア内でジュリアーノ・シメオネを倒してしまい、PKの笛が吹かれただけでなく、退場処分となった。これをグリマルドに決められて先制点を許すと、さらに後半14分、ジュリアーノ・シメオネのグラウンダーのクロスからジョナタン・デイビッドに追加点を決められた。その後、数的不利な状況にもかかわらず反撃し、後半44分にリュディガーのヘディングシュートで1点を返したものの、1−2の敗北を喫した。
これで、Rマドリードのスペインリーグ成績は、7試合5勝2敗の勝ち点15で、首位バルセロナに勝ち点6差をつけられただけでなく、Aマドリード、ベティスにも勝ち点で上回られ、4位に後退している。
試合後、モウリーニョ監督が記者会見で判定に激高したもようをスペイン紙マルカが伝えた。
ポルトガル人指揮官はまず、「記者会見は行わなくてもよかったかもしれない。試合内容はここにあるからだ。明らかなレッドカードが2枚あった」と、Aマドリードのイ・ガンインとクリスティアン・ロメロがそれぞれ、Rマドリードのバルベルデとベリンガムにハードタックルしている瞬間の写真が載った紙を記者団に示した。
続けて、「その後、1人少ない状況で大いに苦しんだが、私には気品や気概を示し、素晴らしい前半を戦い抜いてくれた選手たちを抱きしめることしかできない。アトレチコに加え、審判任命委員会もこの結果を喜んでいることだろう。あらゆることが不可解だった。通常は試合の24時間前に発表される主審が、すでに1週間前に分かっていたんだから。しかも、その主審は41歳で国際経験がなく、素晴らしい審判とは言えないだろう。あの気の毒な主審はプレッシャーに耐えられなかった。そして、VARを担当したトルヒージョ氏は、最初のレッドカードに値するプレーについては主審に指示を出したが、2回目では指示を出していなかったと思う。彼はRマドリードと因縁深い関係にある。昨季の例を挙げると、オサスナ戦やレアル・ソシエダード戦、ジローナ戦などがそうだ」と不満を口にした。
さらに、ダービーを裁く経験や力量のなかった主審とRマドリードとの間に大きな因縁のあるVARをこのビッグマッチで一緒に担当させたことに対し、「委員会にはおめでとうと言いたい」と皮肉を述べていた。
Rマドリードは次戦、国際Aマッチ期間明けの、10月10日にホームで行われるスペインリーグ第8節でビリャレアルと対戦する。(高橋智行通信員)